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【ATOM -PLACE/-ATOM -ALLES-】基礎教育の徹底や結果にこだわった運営方法、2店舗を管轄する手腕やマインドに迫る

2024/11/25

代表としてATOM -PLACE-を躍進させ、プロデューサーとしてATOM -ALLES-を改革を行っているmAkoさん。それぞれの店舗の課題や展望、各店舗での立ち振る舞いについて、深堀インタビューを行いました。

 

ATOM -PLACE- 代表/ATOM -ALLES- プロデューサー:mAko

 

ATOM -PLACE-をより成長させる、基礎教育の徹底

ATOM -PLACE-をより成長させる、基礎教育の徹底

 

——ATOM -PLACE-の現状課題とその向き合い方について教えてください。

 

mAko:現状課題は、新人ホストへの教育と定着です。新人へホストのマインドを伝えることや、最低限の人間性を身に着けさせること、接客指導をすることが、人員不足により注力できていませんでした。 

 

ホストとしての基礎を教えるために、8月に執行部を発足させました。執行部のメンバーでマインド教育を行っていき、定着させていこうと動き始めたところです。執行部でホストとしての地盤を作り、人間性の成長やマインド矯正に徹底的に取り組んでいきたいです。幹部には第一ステップの売り上げの作り方といった、ホストとしての初手の動きを指導してもらっています。その先は、チームリーダーや現場で活躍しているプレイヤーに、実践的な部分を教えてもらっています。

 

体制が完璧に整っているわけではないので、これからきちんと築き上げたいですね。最低限のテーブルマナーや接客の仕方、ヘルプや初回の回り方、初回でのアピールの仕方など、基礎中の基礎の向上を追求していきたいです。基礎の部分って、感覚で掴める人とそうではなく見よう見まねでやっている人に分かれるので、後者は教育をしていかないと粗末になってしまいます。プレイヤーの中でそういった差が生まれないように、”最低限ここまでやろう”というボーダーラインをお店の中で作り上げたいです。

 

——最低限のボーダーラインを作り上げるため、具体的にはどのように動いていますか?

 

mAko:僕は現状、ずっと現場にいるわけではありません。だから、今の運営陣や執行部のメンバーに、現場でプレイヤーの動きを観察する意識をもっと持ってもらって、都度気になる箇所は指導するように伝えています。他には、執行部が新人に対して講習会を開き、マインドセットをしっかり行っています。現体制での指導の進め方はまだ始めたばかりなので、どういったことができるだろうと常に模索中です。

 

最低限の接客力については、マニュアル化すべきだと思っています。マニュアルがあることによって、新人も教育する側も迷わなくて済むし、誰でも教えることができる環境がベストだからです。新人には、ホストとしての基礎が定着してから、自分の感性に合った独自の売り方を見つけてほしいです。ホストとして必要な地盤って、どこの店舗でも求めることは同じだと思っています。だからこそ、新人にどれだけ基礎を落とし込めるかが重要だと考えています。

 

——各店舗で行っている取り組みについて、ディスカッションはしていますか?

 

mAko:ROYAL/VENUS/PLACE/ALLESの4店舗会議で、各店舗の特色や現状の取り組みを日々共有し合っています。各店舗の良さを吸収し、高めていきたいです。あとは旗艦店であるROYALから今後について指示が下りてくるので、それを定着させるために動いています。

 

ROYALが基盤として行っている取り組みに対して、僕らでも活用できそうな部分は吸収していきたいです。ROYALはグループ内でも一番売り上げがある店舗なので、ROYALから学ぶことは多いですね。もちろん、PLACE独自で始めた取り組みもあります。例えば、先ほどお話した執行部は、PLACEがグループ内で一番最初に作ったんです。こちらは僕が早急に発足させたいと思い、メンバーを集めて形になりました。瞬発的に動いて、常にいいところは取り入れていきたいです。

 

——今後のATOM -PLACE-の展望を教えてください。

 

mAko:プレイヤーのレギュラー人数を30〜35人に定着させることです。プレイヤーの人数が長らく20人前後から変わっておらず、少ないときは20人を下回っていました。人員不足を解消して、店舗の売り上げ月間1億円を目指していきたいです。この目標は、従業員全員に共有しています。

 

そして、月間1億円を達成した段階で分店したいです。この目標を達成するまでは、今いる従業員みんなに残っていてほしいと思っています。大規模にしたいというよりは、中箱で少数精鋭で運営していくことが店舗の方針です。一時期、従業員数が40名オーバーくらいのときがありました。一気に人員増加したことによって教育が行き届かなかったですし、誰でも彼でも採用するというスタンスでは問題が多く起きて、お店の秩序が乱れました。その結果、ほぼ辞めてしまったんです。

 

反対に、ホストを頑張りたいと思っている子や、お店に愛着を持っている子は辞めずに残ってくれました。この経験を活かして、闇雲に人材を増やすのではなく、PLACEのカラーに合う人材を少数精鋭で束ねて進めていきたいと思っています。

 

ATOM –ALLES-の成長に向けて——あえて中心に立たないプロデューサー業

ATOM -ALLES-の成長に向けて——あえて中心に立たないプロデューサー業

——ここからはATOM –ALLES-についてお伺いしていきます。ATOM –ALLES-の課題は何でしょうか?

 

mAko:初歩的ですが、勤怠とシャンコが課題です。まだホストクラブとしての意識が低く、サークルっぽさがあるんです。ALLESに関しては、執行部を発足させて改善していくのではなく、運営側や幹部陣で改善しようとしています。

 

今は、龍がホストとしての基礎を定着させることに特化しているので、基盤の改革はまだ先だと思っています。龍やりんが、ALLESをより良くするためにいろいろ考えているんです。だから僕は、課題解決に詰まっているときだけ助けるようにしています。僕がPLACEで得た経験や概念を押し付けたくないので、普段は見守っていますね。”ALLESは自分たちが作った”と今のメンバーが実感して学んでくれることが、成長に繋がると思っています。

 

——龍くんの頑張りや思いが、ALLESの成長を促進しているんですね。

 

新人の中では、”龍くんのために”や”龍くんがきっかけ”という思いを持ってくれている子が多いんです。龍の影響力は大きく、すごいと思います。とても頑張ってくれているからこそ、龍には自由にやらせて、大変なことは協力する体制で進んでいます。

 

——ATOM –ALLES-の今後の展望は何ですか?

 

mAko:売上市場主義を掲げているので、グループの売上ランク上位に入っていきたいです。まずは、店売りのノルマを安定的に達成できるようになるところからですね。龍がどうやっていきたいかを軸にして、その目標に対して動いていくことに重きを置いています。龍は、”年内に接客やホストとしての基礎を定着させ、一致団結できる体制にしていきたい”と言っているので、組織として安定させることが身近な展望です。

 

——SNSの運用は順調ですか?

 

mAko:TikTokを始めて数ヶ月経ちました。ヘルプについたときなどに、お客様から「見てます」や「TikTokやInstagramを見て、出勤情報がわかったので来店しました」とお声掛けいただくことがあります。課題を強いて言うなら、予算感ですね。従業員の頑張りはしっかり還元してあげたいので、例えば店売りの最高額を叩き出したときや組数が年間1000組を超えたときなどに、プレゼントを惜しみなく渡したいんです。あわせてSNSも投資になるので、お財布が泣いちゃってます(笑)今の世の中は自己ブランディングが重要だと思うので、しっかり注力していきたいです。

 

常に高いビジョンを見せ続ける覚悟と決意

常に高いビジョンを見せ続ける覚悟と決意

 

——PLACEの次期代表にはどんな人に就任してほしいですか?

 

mAko:部下に不安を与えないのが一番ですね。僕は現場にいることが少なくなったからこそ、ビジョンを提示することを重要視しています。幹部陣や運営陣に対して、”ここまでステップアップすると昇格できる”といったビジョンを明確に見せ続けていきたいです。従業員の中で提示されたビジョンが腑に落ちると、働きやすいと思います。未来の姿をしっかり伝えられて、曲げずに取り組める人が、理想の次期代表像です。尚且つ、”この代表なら大丈夫”と思える安心感と寛大な心が必要だと思います。

 

——これからプロデューサーに就任する方へ向けて、何かアドバイスをお願いします。

 

mAko:自分で全てを解決しようとしないことですね。部下に仕事を割り当てていくことはとても重要です。あとは、従業員が困っていたり悩んでいたりするときに、時間を割けないことがないようにするのも重要だと思います。

 

——mAkoさんが自分で全てを解決しようとしていたときの具体的な失敗談はありますか?

 

mAko:全てを自分で解決しようとすると余裕がなくなっていくので、ホスト業に専念できなくなっていました。また、部下に仕事を割り当てていないので、みんなの成長機会を奪っていましたね。仕事を割り当てて失敗させることも大切だと思います。

 

こういった失敗を経て、PLACEの現状だと、”僕の出世が自分の出世に繋がる”とみんなが理解して頑張ってくれています。僕が高みを目指すことでみんなを引っ張り上げられると伝えて、幹部陣や運営陣と団結できています。

 

——これからATOMグループで頑張っていきたい方へメッセージをお願いします。

 

mAko:僕は、ATOMグループを選んでくれた全員にキャリアの担保を行っていきたいと思っています。自分の目指している夢や目標を忘れて、ただ同じルーティンで過ごしていく毎日には将来性がありません。各々の頑張りや能力値に伴って、ブラッシュアップしてあげたいです。

 

淡白に聞こえるかもしれないですが、人として好きだからといった理由で評価はしません。好き嫌いや情ではなく、結果にこだわって評価します。僕と一緒に歩んでくれている全員にしっかりとしたビジョンを提供して、与えられる立場については先を見据えて常に話しています。せっかくATOMグループを選んでくれたのに、キャリアが伸びないまま終わってほしくないんです。”ATOMグループだったらこんな明るい未来が描けるんだ”と感じられる店作りや、グループ運営を意識しています。

 

仲間は大切ですが、仲間意識が強すぎてだらだらしていた時期もありました。今後はそうではなく”ATOMグループにはキャリアアップできるいい環境がある”と思ってもらえるように作り上げていきたいです。しっかり稼いだ上で、仲間を大切にできる人材に育ってほしいと思っています。

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