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夢も希望もなかったニート&居候時代から新天地の梅田で人気プレイヤーへ──“人との出会い”が変えたホスト人生
「最初は、ただ“お金のため”やったんです。
ほんまに夢も希望もなかった。
でも、気づいたら“人のため”に動いてる自分がいて、
あぁ、僕もちょっと変わったなって思うようになりました。」
梅田ATOM本店を牽引してきたプレイヤーとして、多くの後輩から慕われる存在の「優希にこ」さんに2025年7月ピックアッププレイヤーとして、インタビューさせていただきました。
しかし、彼のホストの出発点は決して華やかなものではなかったとのこと。何度も立ち止まりながらも、「人」との出会いと学びから何度も立ち上がってきた、優希にこさんのホスト人生に迫ります!
本気で誰かに向き合うほどに、傷つくこともある。でもその分だけ、ホストとしても、人としても深みを増していく。──これは、優希にこが歩んできた“人との出会いで変わる人生”の記録であり、今を戦うすべてのホストたちに贈る“リアルな成長物語”です。
ATOM -UMEDA- → 2025年11月現在、ATOM本店に移籍:優希にこ
Instagram:https://www.instagram.com/lqqt_zs/
ホスホス:https://www.host2.jp/shop/atom/niko01/
失意の中のニート&居候生活から始まったホスト人生
——優季にこ(以下:にこ)さんがホストを始めたきっかけを教えてください。
にこ:僕がホスト始めたきっかけって、ほんまに情けない話なんですよ。当時、工場勤務の仕事を辞めて、一回ホスト生活に挫折した後、ニートで居候やってて(笑)。その時にお世話になっていた居候先の仲間に「そろそろ働きなよ」ってガチトーンで言われたんです。
「お前はホストしかできへんねんから体験入店してこい」って。で、「とりあえず体験料もらってきたら?」って言われて、しぶしぶ行ったのが最初ですね。
当時はまだホストに夢も希望もなかったので、ただ“とりあえず金になるなら”くらいの気持ちで。でも、行ってみたら梅田の3店舗くらい回って、その中で梅田ATOMが一番体験料が高かったんです(笑)。 正直、「ここが一番もらえるならここでええか」くらいのノリでした。
けど決め手は“人”でしたね。入る前から要さん(現:梅田エリア運営責任者)がめっちゃ連絡くれて、「一緒にやろうぜ」って言ってくれたんですよ。 その言葉にすごい熱を感じて、「この人と働きたいな」って素直に思った。あの一言がなかったら、今の僕は多分ホストしてないと思います。
工場勤務から1回目のホスト挑戦へ──「夢」と「現実」のギャップ
——にこさんはATOM梅田で勤務される前に、工場勤務から一回ホスト経験をされ、挫折していると伺いましたが、どんな状況だったのでしょうか?
にこ:ホストになる前は、滋賀の工場でリフトに乗ってました。毎日同じ時間に仕事へ出て、同じ景色見て、同じ作業して。悪くはなかったけど、「このままで終わるんかな」ってずっと思ってたんですよね。
そんな時、地元の友達が「体験料もらえるからホスト行こうぜ!」って。そのノリで大阪出てきて、大阪ミナミの某大手グループのお店で働き始めました。最初の感想は“ホストってめっちゃキラキラしてる!”でした。でも現実は真逆で。
言われた話と全然違うんですよ。「ホストはめっちゃ稼げる」って聞いてたのに、蓋開けたら6畳に4人で寝てるタコ部屋生活。飯も豚麺と100円チャーハンとかで腹満たしてました(笑)。
初月〜2ヶ月目にかけては売上の調子はそこそこ良かったのに、3か月目にゼロになって。そこから2年、ほんまに“生きるために働く”みたいな感じでしたね。楽しいより「今日もなんとかしのがなあかん」って日々。
それで、失意の中で「これ以上は耐えられへん」と思って、一回ホストは辞めました。
別の道探そうと思った時もあったんですけど、「一緒に暮らそう」って言ってくれた仲間がいたので、その日暮らしをしのぐために、仲間との居候生活に入ったんです。仲間の支えもあったけど、「お前はホストしかできない」という言葉を聞いて、やっぱり「自分の力で生きたい」って気持ちが強かった。そこで、「もう一回ホストとして立ち上がりたい」と思ったんです。
新天地で“ゼロから再出発”──ATOM梅田との出会い

——ATOM梅田は、にこさんが1回目のホスト人生を経験したミナミからは離れた場所ですが、活動再開するエリアとして梅田を選んだ理由は何かありますか?
にこ:ミナミで働いてた頃の人間関係を一回リセットしたくて、「次やるなら梅田で」って決めてました。ATOM梅田に入って最初に思ったのは、人の温かさ。前に在籍していたホストグループでは、誰も何も教えてくれへんかった。自分が失敗しても、誰も手を差し伸べてくれへん。けれど、ATOMは真逆で、「一緒にやろう」って言ってくれる人が多かったですね。
結果的に、ATOM梅田に入店から1年ちょっとで、お店の中でも、かなり良いポジションまで駆け上がりました。グループ内でもピックアップされる主要なプレイヤーになれたのは嬉しかった。でも、それは僕がすごかったからじゃなくて、周りのサポートがあったからこそやと思ってます。みんなに助けられて、気づいたら“責任を背負う立場”になってました。
“自責”を教えてくれた上司たちとの出会いと尊敬の想い
——ATOM梅田で、にこさんが「ホストとして変わる」きっかけをくれた人物は誰でしょうか?
にこ:僕がホストとして変われた一番の理由は、ATOM梅田を先頭で牽引している嵐優季さん、要さんの存在やと思ってます。お二人とも、仕事仲間として、人間として、とても尊敬する上司です。
優季さんはとにかく“行動の人”。誰よりも動くし、決めたことは必ずやり切る。「口で言うより、まずは動く」っていう姿勢をずっと見せてくれてました。その姿見てたら、自然と「矢印を自分に向けよう」って思えるようになって。何かあっても他人のせいにしない。「まず自分がどうするか」って考えるクセがつきましたね。それができるようになってから、後輩に対しての接し方も変わりました。「僕が見せて、背中で引っ張る」っていう意識が芽生えてきたんです。
要さんには、仲間として働くことの大事さを学びました。最初に入店しようと思えるきっかけをくれた人でもありますし、色々と迷惑をかけたこともありましたが、ずっと向き合ってくれています。
UNITE立ち上げに挑戦した1年──孤独と挑戦と学び

——にこさんは、ATOM梅田で結果を出したことで、ミナミの新店舗UNITEの出店・立ち上げの責任者として活躍することになったとのことですが、当時の話を聞かせてください。
にこ:梅田エリアから初のミナミ出店店舗として、新店舗UNITEの責任者に抜擢された時は嬉しかったです。でも正直、9割プレッシャーでした。
店舗が大阪ミナミにあって、大阪梅田からは距離もあるし、気軽に誰かに相談できる環境じゃなかった。初めての店舗の責任者として、右も左も分からん状態で、ただ「やらなあかん」って思いだけで突っ走ってたと思います。
今思えば、ちょっとしたことでも誰かに話せばすぐ解決したのに、全部一人で抱え込んでたんですよね。結果、精神的にも結構しんどくなって。結果的には、UNITEの責任者は1年間ほど挑戦しましたが、残念ながら、結果が伴わずにお店を閉めることになりました。
でも、店舗責任者として苦しんだ1年があったからこそ、「人に頼ること」や「弱さを見せること」の大事さが分かった。あの経験は、今になってみると、本当に財産やと思います。
ATOM梅田に帰ってきて“原点”を取り戻し、ATOM本店への移籍を決める
——UNITE立ち上げでは苦渋を舐める結果となったとのことですが、プレイヤーとしては引き続き第一線の結果を出されていると思います。古巣のATOM梅田に帰ってきた後の心境を教えてください。
にこ:ユナイトが終わって梅田に戻ってきた時は、正直ホッとした部分もありました。「またここから一からやろう」って気持ちで。 ATOM梅田本店は僕にとって“実家”みたいな場所です。帰ってきた瞬間、「あぁ、やっぱここが好きやな」って思いましたね。
今は、自分の売上と向き合いながら、改めてホストとして戦ってます。責任者の肩書きよりも、今は“もう一度、プレイヤーとして勝負する時間”に集中している感じです。
また、優季さんや要さんにも相談して、グループ内移籍を決めました。ATOM梅田を離れて、自分がホストとしてどこまで成長していけるのか、改めて挑戦したい気持ちになっています。
グループ内移籍の移籍先は、ATOM本店になります。梅田エリアを卒業するのは少し寂しいですが、ホストとして新しい可能性を掴みにいけたら良いなと思っています。
“売るリーダー”ではなく、“育てるリーダー”からの学び
——UNITEの店舗責任者をしていた頃に、梅田エリアやUNITEのメンバー以外で交流が深かった人はいますか?
にこ:僕が特に影響を受けたのが、ATOM -PLACE- の運営責任者のmAkoさんです。あの人は“自分が売る”より“誰かを売らせる”タイプのリーダー。それがほんまにかっこいいと思ったんです。
僕自身、売上の数字だけでは勝てないプレイヤーもグループ内にはまだまだいます。だからこそ、「僕にできるリーダー像」ってなんやろって考えた時、“自分以外の誰かを光らせる”って答えに辿り着いた。それが、mAkoさんから得た学びなんですよね。
mAkoさんを見て、「こういう形の強さもあるんや」って気づかされたんです。だから今は、自分が結果を出すだけじゃなくて、仲間を輝かせてチームで勝つ、ってことも同時に意識してます。
これからの夢──「好きなことをして、仲間と生きたい」

——UNITE店舗責任者の経験、梅田エリアへの帰還、グループ内移籍の検討と、着実に道を歩んでいるにこさんですが、これからの夢は何がありますか?
にこ:ホストとしては、まだ終わってない夢があります。それはグループ内の売上での人気プレイヤーとしての大台を達成することです。この目標を達成するまでは、絶対に辞めへんと思ってます。
でも、その先には“別の夢”もあって。漠然とした内容なので恐縮ですが、たとえば、僕は釣りが好きなんで、将来は自分の釣りカフェとか船を使った観光系のお店をやりたいって夢もあったりします。自然の中で、仲間やお客さんとゆっくり過ごせる場所を作りたいんです。
とにかく、グループ内でホストのセカンドキャリアを作り出せる人材にまで成長していけたら良いなと思っています。今まで出会ってきた仲間たちと、ホストって形じゃなくても、一緒に働ける場所を作って、楽しみながら生きていけたら最高やなって考えていますね。
ATOMは一緒に生きていきたいと思える仲間がいる場所
——最後に、これからATOMで働きたいと思っている方へメッセージをお願いします。
にこ:ホストを始める時、いろんな理由があると思います。 「お金稼ぎたい」「有名になりたい」「人生変えたい」どれも間違いじゃないけど、僕が一番伝えたいのは──“人で選べ”ってこと。
どんな仕事も、「人」がすべてやと思ってます。一緒に働く人が熱くて、尊敬できて、その人のために頑張りたいって思える環境がATOMにはある。
お金稼いでも、仲間がおらんかったら虚しい。けどATOMは、一緒に笑って泣ける仲間がいる場所です。もしATOMに入ろうか、どうしようかと悩んでるなら、あるいは、ATOMグループ内で悩んでいる人がいるなら、僕にDMしてきてください。一緒に飲みながら話しましょう。僕もそうやっていろんな人に救われてきたから。
——熱い言葉、ありがとうございました!これからも、にこさんの活躍を応援しています。
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