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二度の退店・移籍と帰還を経て掴んだ飛躍。星七が語る、ホスト人生とアトムグループで描くこれから

2025/12/02

今回は、2025年9月のピックアッププレイヤーとして、ATOM -ROYAL-で活躍する星七さんにインタビューを行いました!星七さんは前職から夜の世界に身を置いていたものの、ホストには偏見を持っていたそうです。それでも一歩踏み出したことで、彼の人生は大きく動き始めました。

 

二度の退店と帰還を経て、アトムグループで唯一無二の存在感を放つ星七さん。軽い気持ちで始めたホスト人生は、気づけば苦悩と挑戦、そして飛躍が交錯する濃密な日々へと変わっていきました。

今ではプレイヤーとしての活躍にとどまらず、これからの自分の在り方についても視野を広げ始めています。星七さんが歩んできた道のりと、アトムグループで描き始めている未来に迫りました。

 

ATOM -ROYAL-:星七

 

Instagram:https://www.instagram.com/osos_sena0316/

 

ホスホス:https://www.host2.jp/shop/alto/sena01/

 

”人”との繋がりで始まったホスト人生。アトムグループに戻ってきてからの苦悩と、そこから掴んだ大きな飛躍

”人”との繋がりで始まったホスト人生。アトムグループに戻ってきてからの苦悩と、そこから掴んだ大きな飛躍

 

——星七さんがアトムグループに入店した経緯を教えてください。

 

星七:6年くらい前に、地元の先輩がALTO(アトムグループの過去店舗)で働いていて、その先輩から誘われたのがきっかけです。そのため、他グループを見て入店を決めたわけではありませんでした。

 

僕はホストに偏見を持っていたため、ホストという職業に夢を描くことはなかったです。当時は学生だったので、「他のバイトよりは稼げたらいいかな」くらいのテンションで入店しました。嫌ならすぐ辞めるつもりでしたね。

 

——ホストへの偏見はどういったものでしたか?

 

星七:僕は16歳からミナミのバーで働いていました。そして18歳の時に地元に戻り、そこからまた2年ほどバーで働いていたんです。4年ほど夜職の経験があったからこそ、ホストに悪いイメージを持ちやすい環境にいたと思います。当時のミナミは荒れていましたし、ホスト自体も怖い存在でした。また、ホストが稼いでいるイメージもなかったため、好きではありませんでしたね。

 

——ALTOの面接で、印象に残っていることはありますか?

 

星七:僕は面接を受けていません。ひろむくんに入店を強く勧められたことを、今でも鮮明に覚えています。当時の僕は、まだバーを辞めておらず、「バー勤務とホストの両立は難しいから、バーを辞めてからおいで」と言われました。その言葉を受けて、僕は翌日にバーのオーナーに辞める旨を伝え、すぐにホスト人生をスタートさせました。

 

——ホストをはじめようと思った決め手は何ですか?

 

星七:決め手は、先輩が50%、ひろむくんが50%です。ホストへのイメージが良くなかったからこそ、先輩がいることは心強かったですね。そして、ひろむくんの存在が大きかったです。ひろむくんはシンプルにかっこよくて、年齢が1つしか変わらないことに驚きました。プレイヤーとしてすごい人なんだとすぐ感じ取ることができました。

 

今振り返ると、ホスト業界に足を踏み入れたきっかけは、”人”との繋がりでした。

 

——ホストと学生の両立は大変だったと伺いました。

 

星七:実は僕、アトムグループを2回辞めているんです。1回目に辞めた時期は、ALTOで2年ほど勤務をし、ATOM -ROYAL-の立ち上げにも携わっていた頃でした。ホストとしてレギュラー出勤をしながら大学を卒業することは難しいなと感じ、辞めることを決意しました。

 

ただ、なかなか一般的なアルバイトに戻ることはできず、アトムグループを辞めてから大学を卒業するまでの期間は、他グループで月に5日くらいだけ小遣い稼ぎ感覚で働いていました。その後、アトムグループに戻ったんです。

 

——アトムグループに戻ったきっかけは何ですか?

 

星七:このきっかけもひろむくんですね。アトムグループに戻る1〜2週間前に、ひろむくんからごはんに行こうと誘われたんです。そのときに、ひろむくんがプレイヤーとして最後のイベントをすると聞きました。ひろむくんからは、そのイベントに遊びにおいでと声をかけてもらったんですが、僕は一度辞めた気まずさから断っていたんです。

 

それでも、ひろむくんから5〜6回の追いLINEがありました(笑)。僕は既読をつけずにイベント当日まで過ごしていたんですが、ひろむくんは当日にも連絡をくれたんです。そこまで言うなら行ってみよう!と思い、顔を出しました。そのイベントでのひろむくんのタワー後のコメントを聞いて、アトムグループに戻ることを決めました。

 

——ひろむさんのコメントのどの部分が刺さりましたか?

 

星七:彼も人間だったんだなと感じました(笑)。人間じゃないと思うくらい、ひろむくんの逞しい背中しか見ていなかったんです。ひろむくんが大粒の涙を流す姿を見て、しんどい思いもたくさんしてきたんだなと心打たれましたね。

 

ただ、大学を卒業して就職するのが一般的な流れの中、ホストを選ぶことは覚悟がいりました。たくさん悩みましたが、今しかできないホストをまたやってみようと決意したんです。

 

——戻ってきてからの日々はいかがでしたか?

 

星七:1年目はずっとくすぶっていました。戻ってきて2年目の3月に、ひろむくんにバーに戻るから辞めると話をしに行きました。ひろむくんからは、「最後に頑張れるだけ頑張ってみたら?それでも無理だと感じれば辞めたらいいんじゃない?」と言われたんです。その言葉に納得して、改めて頑張り始めました。

 

そして僕は、バースデーイベントを行いました。初めての個人イベント開催を通して、ホストの楽しさや醍醐味を感じ、まだ頑張れるかもと思いました。お店に必要とされていることを感じられたことが大きかったです。自分に自信はありませんでしたが、あのとき自らを奮い立たせて良かったと思います。これがターニングポイントとなり、イベント後から結果が付いてくるようになりました。

 

そして、9ヶ月くらいで大きな実績を残すことができたんです。お客さまとの出会いに恵まれました。

 

——ホストとして大躍進を遂げたときの心境を教えてください。

 

星七:このような例え方が良いかわからないのですが、まるでパチンコの確変のような状態です(笑)。終わりそうで終わらない…という、大きな波に乗っているような感じでした。

 

僕は下積み時代がトータル3年半くらいあり、その間に多くの売れていく人たちを見ていました。成功者を間近で見ることは非常に大切な経験だったと思います。また、周りに貢献したい一心でヘルプにつき続けました。軌道に乗り始めた時は、その思いが自分に返ってきたように感じました。下積み時代が長かったからこそ、今があると感じています。

 

孤独を知り、原点に帰還——。経験が導いた次のステージ

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——そこから二度目のアトムグループを辞めるときが来るかと思います。移籍しようと思った経緯は何でしょうか?

 

星七:詳しくお伝えはできないのですが、どうしても辞めなければならない状況となり、退店しました。それと同時に、自分が結果を残すことができるようになり、他グループに興味を持ち始めたタイミングでもあったんです。僕自身、アトムグループ以外の場所でどれだけ通用するのかを知りたくなっていました。

 

ただ、どこに移籍するかなどは具体的に考えていませんでした。ホストを始める前からの友人であり、ATOM -ROYAL-を退店する時期が同じだったキャストと一緒にどこに行こうかと話して、移籍先を決めました。他グループから自分自身の今までを評価してもらう機会に触れられたのは、とても良い経験になったと思います。

 

——業界大手の他グループに移籍後の心境などを教えてください。

 

星七:正直しんどかったです。ATOM -ROYAL-での当たり前が当たり前ではないことを思い知り、ATOM -ROYAL-の団結力の強さを再確認しました。

 

他グループに移籍してよかったことは、何より“個人のホスト力を徹底的に磨けたこと”です。個々の実力が問われる環境だったからこそ、ホストとしての技術や意識を大きく伸ばすことができました。

 

その後、安定して結果を残せるようになったときに、孤独を感じるようになりました。目指す先や目標とする人がいなくなっていたんです。もっと刺激的でレベルの高い環境に身を置きたいと思うようになり、歌舞伎町で有名なお店を2店舗見に行きました。

 

——歌舞伎町に見学しに行った大手グループ店舗の印象はいかがでしたか?

 

星七:とても衝撃的でした。自分の未熟さを感じましたね。お店としての風格が圧倒的で、評価されている理由を身に染みて感じました。最高峰のホストクラブとしての風格がありました。

 

東京へ移籍するか、大阪でホストを続けるか、とても悩みました。大阪から東京へ移籍する難しさをある程度理解したからこそ、すぐに答えは出なかったですね。そのときは、アトムグループに戻ることは全く考えていなかったです。

 

——そうした中で、アトムグループに戻ることとなったきっかけは何でしたか?

 

星七:アトムグループを辞めてからも、主に大輝(ATOM -ROYAL-在籍)とはよく飲みに行っていたんです。僕自身、ATOM -ROYAL-のことが気になっていたのは確かでした。そうした日々の中で、当時お世話になっていた他グループの偉い方と飲みに行く機会があり、そのときに「大阪で盛り上がっている店舗を見てほしい」と伝え、一緒にATOM -ROYAL-へ飲みに行きました。

 

ATOM -ROYAL-を出てバーへ移動するときに、他グループの偉い方から”星七があんなに楽しそうにホストをしている姿を初めて見た。ATOM -ROYAL-は星七に合っているんじゃないか”と言ってもらったんです。

 

その言葉が後押しとなりましたね。後日ひろむくんと大輝と話し合う機会を設けてもらい、再び戻ってくる決断をしました。

 

——話し合い中のひろむさんはどんな感じでしたか?

 

星七:いずれ戻ってくるだろうと思っていたらしいです。この話し合いの少し前に、偶然、愛斗くん(ATOM本店在籍)と飲む機会があったんです。そのとき僕は、アトムグループに戻ることは考えていなくて、移籍先を迷っていると話しました。そうすると愛斗くんから「いつか戻ってきてくれたらいいから」と言われたんです。グループ全体が僕のペースを尊重しながら、いつでも受け入れる体制を作ってくれていることに感激しました。

 

ホスト人生の中で、アトムグループ以外のホストグループを見た経験は、僕の中で大きなステータスになっています。

 

——星七さんが培ってきた経験は、今のアトムグループにとって貴重なものだと思います。再びATOM -ROYAL-に戻ってきてからの心境を教えてください。

 

星七:こんなにレベルが上がっているのかと驚きました。僕が過去にATOM -ROYAL-に在籍していたときは、他グループからの移籍者があまりいませんでした。今では移籍者が多く、その方たちがATOM -ROYAL-のプレイヤーとして輝いている姿を見て、歌舞伎町に見学へ行った時とは違う衝撃を受けました。

 

自分がよりホストとして成長していきたいと思っている中で、このATOM -ROYAL-の環境は、自分がまさに求めているものだなと感じました。ATOM -ROYAL-に戻ってよかったと心から感じています。

 

——これからアトムグループで成し遂げたい目標はありますか?

 

星七:自らが数字を意識して最前線で走ることより、今頑張っている子たちのマネジメントをしてみたいと思うようになりました。ゆくゆくは、運営側としてホスト業界やアトムグループに携わっていく道も模索したいと思っています。今とは違う目線でホストという仕事を捉えていきたいです。

 

あと3〜5年はプレイヤーをしているほうが自分のためになるのかなと考えることもあります。ただそれだと、将来的な自分のビジョンが薄れていくように感じたんです。今が、自分の欲望だけを追い求める最後の期間だと感じています。プレイヤーとして輝けるだけ輝き、引き際を大切にしたいです。

 

——長期的な目標として、星七さんがアトムグループを通じて成し遂げたいことはありますか?

 

星七:長期的な目標で言えば、僕は、自分が経営するホストクラブを持ちたいです。他事業に携わることも視野に入れていくキャリア選択ももちろんあると思いますが、主軸となる仕事はホストクラブでありたいですね。ナイトワークの頂点がホストだと思っているので、この業界の発展にはこの先も貢献していきたいです。

 

ホストって、誰しもが売れたり稼げたりする職業ではありませんが、各々が輝けるポジションがある業界だと思っています。プレイヤーや運営、内勤など、さまざまな役割を深掘りしていけば、自分の適した居場所が見つかるはずです。

 

——最後に、アトムグループに入ろうかと思っている未経験者や経験者に向けてメッセージをお願いします。

 

星七:アトムグループ最大の強みは、関西で一番知名度があるひろむくんがいることです。この強みは、唯一無二だと思っています。ひろむくんの影響力を借りるか否かは自分次第ですが、SNSが鍵を握る今の時代で、自分一人でできることに限界を感じている方は、アトムグループで可能性を広げてみてはいかがでしょうか。

 

ただただホストっぽく生きたい!と言うのであれば、アトムグループでなくてもいいかもしれません。たくさんの選択肢があります。

 

ホストになる以上、結果を残すことはどのグループでも最低条件だと思っています。その点に視野を向けたとき、支え合える仲間がいるか、短期的ではなく長期的に売れ続けられる環境があるかは、ホストグループ選びをするにあたって重要になってくると思うんです。


だから僕は、アトムグループを選びました。一緒に成長していきましょう。

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