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プレイヤーとお客様、双方の満足度を高めるのが“内勤のプロフェッショナル”の務め。

2023/05/10

現在、ATOM本店とATOM WHITEの2店舗のマネージャーとして活躍されているマスさん。城山皓マネージャーから店舗運営のイロハを学びつつ、3年半店長を経験。修行時代の苦労ややりがい、組織マネジメントにおいて大切にしていることやプロとしての心得などを語ってもらいました。

 

苦労もあったが、それ以上に興味深い経験を得られた修行時代。

 

──アトムとの出会いを教えてください。

 

アトムとの出会いは7年前にさかのぼります。系列のバーの面接に行ったところ、「ホストクラブの内勤が足りていないので、良かったらそちらを手助けして欲しい」とオファーを受けました。実は当時、ホストに対して持っていたイメージは決して良くはなかったんです(笑)。見た目もいかついし、他店では強引なキャッチなども横行している時代でしたから。ただ、アトムの場合は先程話したような、“いかついイメージといった雰囲気とは違うな”と面接を通じて感じたので、そのまま入社することにしました。今でもアトムグループのホストは大好きですが、“ホスト業界全体が好きか?”と言われると疑問符がつきます。

 

──城山皓マネージャーから教えを受けたと聞きました。どんなことを学ばれましたか?

 

「全部」ですね(笑)。多すぎて一言では伝えきれません。入社した頃の僕は、今思えば子どもでした。内勤としてイチから現場の仕事や心構えなどを教わっただけではなく、人としても育ててもらったと思います。当時のホストクラブとしてはハコが大きくホストの人数が増えていく中、内勤2名だけで運営していたので大変だったことはたくさんあります。忙しいので新しい内勤を採用しようにも、アトムという社名もホストの内勤という業務内容も世間に知られておらず、応募がないような時代でした。

 

そこで当時は、知人たちを誘うリファラル採用に力を入れていた記憶がありますね。苦労がある中で、アトムで働き続けたのは皓さんの働いている姿やお人柄でした。ご飯につれていってもらい、話を聞いてもらったりアドバイスをいただいたりしていましたね。ちなみにその後、内勤が一般的になり、アトムも知名度が上がったので、僕が店長のときには内勤9名が活躍していました。

 

──修行期間、楽しかったことはどんなことでしょうか?

 

そもそも、ここじゃなかったら長く働いていないと思います。アトムは従業員も幹部も、周りにいる人たち全員がいい人ばかりという環境です。なので、苦労したこともありましたが総じて「楽しかった」という想い出の方が断然大きいですね。職場に出かけるときも、極端な言い方をすれば「友達に会いにいくようなイメージ」でしたから(笑)。コロナ禍の前は一緒に飲みに行ったり、旅行を楽しんだりしていました。仕事中はもちろん真剣ですが、遊びのときは無礼講です。メリハリをつけて働ける環境づくりを心がけていました。そんな組織運営のやり方も、皓さんから学んだことですね。

 

masu

 

店長時代に培った、「内勤のプロフェッショナル」。

 

──「内勤のプロ」に必要な要素は何でしょうか?

 

後輩たちに口を酸っぱくして伝えているのは、「ホストは目の前にいる女性を大切にするのが仕事。内勤は女性とプレイヤー双方の満足度を向上させる仕事だ」ということです。内勤は俯瞰的立場でお店全体を見ながら行動することが求められます。どれだけプレイヤーが素晴らしい接客をしても、内勤の態度が少しでも悪ければお店全体のイメージダウンにつながります。逆に内勤が頑張っていれば、その努力や熱量がプレイヤーやお客様にも伝わって、自然とお店全体も盛り上がっていくのです。あと僕の場合は「負けず嫌い」という要素もありました。アトムの中で「ナンバーワン」になれなかったときの悔しさは、強いバネとして作用しましたね。

 

──3年半の店長時代、大事にしていたことを教えてください。

 

部下たちからの「見られ方」に気を配っていましたね。8名の部下にとっては、僕が見本になります。僕が皓さんを見て育ったように、勤務態度や所作、挨拶の仕方など常に規範となるように意識をしていますね。アトムは未経験者を採用して育成する方針なので、最初は「お酒の種類」や「相手の立場を考えて接客する重要性」などもわからないので、イチから丁寧にレクチャーします。ただ、変なクセもついていないので、教え甲斐がありますよ。

 

あと「姿勢」も重要です。歩き方ひとつとっても、背筋をピシッとしていないと安っぽく見えてしまいます。お客様がお店に来て、最初に接するのは内勤スタッフ。店のブランドイメージを保つためにも「正しい姿勢」にこだわり、ヤンキーのような歩き方になっていたり、猫背になっていたりしたのを見たときはすぐに注意をしています。

 

──皓さんから学んだ中で、独自でやった施策などはありますか?

 

独自でやったというよりも、お店の組織図がガラッと変わったので、仕事の進め方などで大きく変わったところがあります。当初は内勤が3人体制だったので、何かをするにしても小回りの利く組織で、物事の進め方もスムーズでした。僕が店長になってから一気にスタッフを増やしたので、「役割分担」や「的確にコミュニケーションをとること」が不可欠になりましたね。報告・連絡・相談といった業務に必要な基本的なことを教えるのはもちろん、営業時間外も一緒に過ごしながらスタッフの考え方や理念などもしっかり聞くように心がけていました。

 

 

店長からマネージャーへ。マネージャーとしての役割とは。

 

──店長から2店舗のマネージャーに。意識など変わったことはありますか?

 

店長時代の後半は、マネージャーとしての動きをしていたので働き方が大きく変わったわけではないですね。ただ、マネージャーになってからは統括する視点が必要になったので、気持ちの部分は切り替わったと思います。マネージャーとしての業務は各店舗の責任者のケアをしたり、グループ視点からのアドバイスをしたり、情報共有などをしたりしています。現場の責任者は自分もそうでしたが、どうしても「自分のお店のこと」に集中しがちです。店舗への責任感も大事なことなのですが、外に目を向けることも大切なのでその架け橋になっています。

 

──具体的に、架け橋になってグループとして取り組んだエピソードを教えてください。

 

たとえば、これまで「採用業務」は各店舗がそれぞれのやり方で行なっていたのですが、梅田店でビジネス向けのLINEアカウント「LINE@」を使うようになってから、非常に効率的になりました。ひとりが個別で対応するのではなく、みんなで協力しあいながら24時間対応できるようになったので、取りこぼしが無くなったのです。その仕組みを各店舗に取り入れましたね。あとは、SNSの推進です。自分を対外的に知ってもらうには、SNSはとても有効なので、まずは始めて発信を続けるようみんなに促しています。

 

──今後アトムグループで実現したいことなどはありますか?

「個人の夢」というのは、子どものころからあまり意識したことがなくて(笑)。アトムに来てからは、上層部もメンバーも本当に「ええやつ」の集団なので“ずっとアトムのみんなで楽しく過ごしていけたらいいなあ”と思うようになりました。そのためにもまずは、修斗会長の夢を全力でサポートして実現させたいですね。

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