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【俺の右腕】現役学生からTOPクラスのホストとして活躍する秘訣とは?ROYAL支配人「流星」とその右腕:現役大学生・副主任「大青」のぶっちゃけ対談!

2024/02/01

現役学生からストレートで大学を卒業し、ATOM -ROYAL-支配人を務める「美波 流星」。そして、その右腕として活躍するのが、現役大学生でATOM -ROYAL-副主任の「成瀬 大青」です。今回は、二人の出会いと絆、学生からTOPクラスのホストとして活躍する秘訣を対談形式で一挙に大公開!ぜひともチェックしてください。

 

ATOM -ROYAL-支配人:美波 流星

ATOM -ROYAL-副主任:成瀬 大青

 

大学生との兼業でホストを始めた流星、「3日で1000万円を売る」と宣言した?!

――流星くんがホストを始めたきっかけは何でしたか?

 

流星:ATOM -ROYAL-の内勤で、今は退店していますが、サブチーフをしていたリオというメンバーがいました。彼とは学生時代からの旧友で、共通の趣味のフットサルで集まった時に「ホストクラブで働いている」という話を聞き、興味があったのでロイヤルを紹介してもらった流れですね。

僕もホスト業界にもともと興味があったので、その場のノリで「体験入店してみたい」と伝えたところ、早速段取りをしてくれて、そのままATOM -ROYAL-に入店しました。

 

――流星くんの前職は何をされていましたか?

 

流星:大学生をしていまして、アルバイトもほとんど何もしてこなかったですね。リオからATOM -ROYAL-の紹介を受けたのが2年半くらい前の大学3回生の時で、そこからホストとして働き始めました。他のホストクラブに体験に行って、色々比較してみようというような気持ちは特になくて、リオが働いているなら安心かな、という思いで入店しました。

 

――ATOM -ROYAL-に体験入店に行ってみて、ホストの現場を初めて見た時の印象は?

 

流星:自分が想像していた夜職のイメージとは違って、働いているキャスト同士がとても仲良く、楽しそうに勤務していたので「この環境ならやっていけるかな」という実感が体験入店を通じて湧きましたね。

正直、最初の頃は「こんな感じの子でも売れてるんや」みたいな風に思っていました。当時は僕もホストのことを全く知らなくて、自分自身尖っていたので「それなら僕でも結果を出せるはず」と考えました。

そこで、「3日で1000万円売ります!」と当時代表だったひろむん社長に宣言して入店したんです。

 

――「3日で1000万円売る」と入店直後に宣言したんですね!(笑)

 

流星:はい(笑)!もともとが有言実行タイプなので、これからホストで結果を出していくために、まずはひろむん社長にビッグマウスで宣言した感じですね。僕の入店したての頃を語る上で、有名エピソードのひとつです。

 

ひろむん社長のYouTubeから入店を決めた大青。人間性を鍛える場所として選んだATOM -ROYAL-!

ひろむん社長のYouTubeから入店を決めた大青。人間性を鍛える場所として選んだATOM -ROYAL-!

 

――大青くんはどんなきっかけでホストを始めたのでしょうか?

 

大青:僕はとてもシンプルで、ひろむん社長のYouTubeをずっと観ていて、社長と働いてみたいという想いでATOM -ROYAL-に入店しました。ちなみに、僕のお母さんも、ひろむん社長の視聴者「このホストクラブはすごく良い雰囲気だね」と話していて、家族でYouTubeを観るうちに、ATOM -ROYAL-への興味がどんどん増していきました。

 

――ひろむん社長のYouTubeを観る前と後では、ホストクラブへの印象はどう変わりましたか?

 

大青:ホストクラブへの印象は、YouTubeを観るまでは「なんだか怖そう」というイメージが強かったですね。でも、ひろむん社長の発信をチェックしていくうちに、「ATOM -ROYAL-は人間的に成長できそうな場所だな」と思い、働いてみたい気持ちが強くなっていった流れですね。

 

――大青くんはとてもお若いと聞いていますが、経歴を教えてください。

 

大青:現役で大学に通っている学生で、今は2回生です。なので、年齢を20歳で、2024年で21歳になりますね。周りの子達はそろそろ就職活動の準備を始めていく時期になっているのですが、そうした決まったレールの上で生きていくことにあまり面白みを感じていなかったんです。

そんな中、ひろむん社長のYouTubeに出会って、とてもワクワクしました。「この世界に飛び込んでみたら、何か面白いことがあるんじゃないか」と思い、ATOM -ROYAL-へ面接に行って、体験入店なしでレギュラーでの即入店を決めました。

 

流星:現役の大学生で、YouTubeでホストクラブを見て「人間性を鍛えられる場所だ」という思考に至ることができる人材って、なかなかいないと思うんですよ。大青はそういう意味で、若いのにほんまにすごい感性をしているなと思っています。

 

良い意味で「ホストっぽくない」流星と大青。二人とも親御さんに応援されながらホストをしている?!

良い意味で「ホストっぽくない」流星と大青。二人とも親御さんに応援されながらホストをしている?!

 

――流星くんも、大青くんもそうですが、世の中で言われている悪い意味での「ホストらしさ」を一切感じない二人だと思っています。大青くんは大学生と兼業でホストをやっているのですね?流星くんは大学を卒業されたのでしょうか。

 

大青:そうですね、昼は毎日大学に通いながら、夜はホストとして活動をしている感じです。我ながら、あんまりホストみがないと思っています(笑)。

 

流星:僕も大青と同じく、大学に通いながらホストを始めて、その後にストレートで卒業しましたね。

 

――お二人はホストとしての活動を親御さんからも応援されていると伺いましたが、大青くんはどうですか?

 

大青:お母さんは、今の僕のホストとしての仕事をすごく応援してくれています。先ほどもお話した通り、ひろむん社長のYouTubeを親子で見ていたこともあって、仕事についての理解はとても深いですね。そして、それは流星くんも似たような感じだと思いますよ。

 

流星:そうですね!僕も、お母さんからは日頃から応援してもらっていますね。大前提として「あんたが選んだ環境なんだから間違いない」というふうに思ってくれていて、在学時に内内定を蹴った時はさすがに心配されましたが、その後の結果などをみて、今ではATOM -ROYAL-に全幅の信頼をおいてくれているところです。

 

大青:うちのお母さんは、ATOM -ROYAL-で働くことで得られる人間的な成長について、すごく期待してくれています。良い意味での「ホストっぽくない」感じに好感を持ってくれているみたいです。

お金のためだけに働いているわけではない、人との繋がりや絆のために働いている本質を理解してくれているので、とてもありがたいですね。

また、社会に出るにおいて、人間関係を構築する能力やコミュニケーション能力の向上は、避けては通れない勉強だと思います。ホストクラブって、そうした能力を磨くことができる場所だと思うんです。そうしたメリットへの理解があるので、安心してくれているところはすごくあると思っています。

 

「泣き虫」だけど「闘志」を持つ大青!そんな姿に胸を打たれ、右腕になって欲しいと思った流星。

「泣き虫」だけど「闘志」を持つ大青!そんな姿に胸を打たれ、右腕になって欲しいと思った流星。

 

――流星くんの印象に残っている大青くんとの思い出エピソードを教えてください。

 

流星:大青との思い出と聞かれて最初に思いつくキーワードは「泣き虫」です(笑)。大青は感情を抑えきれずに涙することが多い子なんですよ。

僕は我慢に我慢を重ねてしまうタイプなんですが、大青は素直に感情を表に出せるタイプで。ATOM -ROYAL-は涙を見せるキャストが結構少ないんですが、そんな中でも大青の真っ直ぐな感情表現は、胸を打つものがあります。誰に対しても、想いや情が強い子なんだな、と。

あと、僕自身と同じく現役大学生としてホストになった子でもあるのと、僕に似ている部分を持っている子だなという印象があって、大青が入店してきた時に「自分みたいな後輩を見つけた!」という気持ちになりました。

 

――流星くんが大青くんと出会った頃は、お互いにどのような立場だったのでしょうか?

 

流星:2023年3月くらいの当時は、僕が副主任でチームリーダーになったばかりの頃でした。そこで、大青が入店してきて、僕のチームに入ってくれた流れになります。

 

――流星くんが大青くんのことを右腕として意識し始めたのはどのような時からですか?

 

流星:僕のチームに入ってくれた後、大青と一緒に働いたり、ご飯に行ったり、コミュニケーションをとっていくうちに、彼の中にある「強い闘志」を感じることが増えていきました。

僕は、熱い想いを内に秘めて闘志を燃やすタイプなのですが、大青も同じような面があるんだな、ということがわかってきたんです。

普段は表に出さないけれど、たとえば「絶対に一位を獲る!」という気持ちとか、そうした想いを誰よりも強く持っている側面を知っていく中で、「こいつとは一緒にやっていきたいな」と思える、信頼のおける右腕に相応しい人材だと確信していった経緯がありますね。

また、大青については、自分の右腕という表現よりも、「一緒に成長していきたい仲間」という、より対等な表現の方がしっくりくるかもしれません。

 

有言実行タイプでキャリアも似ている二人。流星の人柄に惚れ込んでチーム入りした大青。

有言実行タイプでキャリアも似ている二人。流星の人柄に惚れ込んでチーム入りした大青。

 

――大青くんの印象に残っている流星くんとのエピソードもお聞かせください。

 

大青:それこそ、僕は流星くんのことをYouTubeで見ていたので、会う前から知っていました(笑)。僕が入店した初日に、新人の講習会が開かれていて、その時の講師が流星くんと恭弥くんだったんです。

その時は「あ、YouTubeに出ていた人だ!」というくらいの印象で、入店当初にホストのことを詳しく教えてもらいたいと思っていたのは、面接をしてくれた代表の夢來さんでした。

でも、入店後にヘルプについている時に流星くんから「僕のチームに入ってみる?」と話をしてくれて、現役大学生をしながらホストを始めたことなどを聞き、自分とホストのキャリアを始めた境遇がとても似ていることを知り、その場で「チームに入りたいです!」と伝えました

エピソードでいえば、最初に営業終わりのご飯に連れていってくれたのは流星くんですし、一番親身に、ホストのあり方やノウハウを丁寧に教えてくれたのも流星くんでしたね。

 

流星:そうだ!大青の入店当時のことを今思い出したので話してもいいですか?普通のキャストの子達って、入店したばかりの頃はおどおどしていたり、何をどうすれば良いか分からなくて縮こまっていたりすることが多いのですが、大青は入店した時からとにかく自信満々な態度だったんです(笑)

ホスト業界は「入店3ヶ月で100万円売ることができるようになったらすごい」というのが業界水準なんですよ。そこを大青は「1ヶ月で100万円売ります!」と宣言していて、そうした姿をみて「自分と似ているな」と思っていましたね。

大青の良いところは常に目標を言い切ることです。入店した頃って、ホストのことを何も知らないわけじゃないですか?それでも、しっかりと高い目標を言い切るところがとても気に入りました。

ただ、その頃に大青が独自に考えたホストとしてのあり方の理念がすごくズレていることもあったりして……例えば、とにかく「売上!売上!売上!」と売上のことだけを考えてしまうとか。それでも目標を言い切って頑張る大青は、側で見ていてすごく応援しがいがあって、面白かったです(笑)。

そうしたところからスタートして、色々と教えていくうちにお客様への思いやりの大切さなどを学んでいって、ATOM -ROYAL-らしいホストになっていく過程は、チームリーダーとしてとても感慨深いものがありました。

 

大青:入店したての頃は、右も左もわからない中、とてもがむしゃらだったので(笑)。先輩から教わったことや、言われたことはとにかく全部やろうとしていましたから、色々なことを一度に取り入れようとして、時にズレていることは多々あったと思いますね。

 

――ATOM -ROYAL-には、新人が入るチームを自分で選べるシステムがあるのでしょうか?

 

流星:そうですね!ATOM -ROYAL-は複数のチームがありますから、それらの朝礼や終礼を新人の子に回ってもらい、自分の毛色に合ったチームを選んで入ってもらう仕組みが用意されています。

 

――大青くんがチーム選びをした時、他のチームともコミュニケーションは取りましたか?

 

大青:当時のATOM -ROYAL-には3チーム(2024年1月現在は5チーム)あって、流星くんのチーム以外は、大輝くんのチームと龍くんのチームがありました。

それぞれのチームの朝礼と終礼に参加しましたが、やはり僕は流星くんと意気投合できると感じていたこともあり、すぐに流星くんの管轄するチーム入りを決めた流れです。流星くんのチームは特に人数が多くて、十数名はいました。

 

流星:当時の3チームは毛色がはっきり分かれていて、龍のチームは売上重視、大輝のチームは規律重視、僕のチームはお客様や仲間への思いやりを大切にしながらチームメイトの個性を伸ばす教育重視という感じでしたね。

 

大青の強みは圧倒的な「謙虚さ」。売上が伸びたとしても「自分はまだまだ」と初心を忘れない。

大青の強みは圧倒的な「謙虚さ」。売上が伸びたとしても「自分はまだまだ」と初心を忘れない。

 

――流星くんからみた大青くんの強みはどんなところでしょうか?

 

流星:大青は、内面に長けたものを持っていることは先にも話した通りですが、外見もとにかくイケメンです。BTSのテテに似ていると皆に言われるくらいですから(笑)。

ホストという職業は自分のことが好きなナルシストタイプの人材が多い業種だと思うのですが、そうしたナルシズムを全面に出すのはちょっと違うようにも思っています。

その点、大青はイケメンで、かつ内面にも熱いものを持ちながら、ナルシズムに陥らずに、どこまでも現状の自分に甘んじない「謙虚さ」を持っているところが最大の強みだと思いますね。

やはり、売れるホストになるために重要なのは「謙虚さ」であるという持論が僕にはあって、謙虚な人材というのは現状に満足せずに「自分はまだまだ」と考えて成長し続ける気質を持っています。そして大青には、そうした気質が確実に備わっていると感じています。

だからこそ、たとえば未経験入店から1年足らずで月間総売600万円程度を売り上げたとしても、その結果に満足することなく、次月以降にもっと上を目指すような動きができるのだと思いますね。「これからもっと売れていくのだろうな」と周りを納得させるマインドを、大青は持っているんです。

 

大青:小計100万円売れるようになったら、同世代の普通の学生がやるお仕事やアルバイトでは得られないくらいお給料をもらえるようになりますし、そのままでいたら調子に乗ってしまう部分も出てくると思います。

実際、最初の頃は調子に乗っていた面も色々とあったと思うんですが、そんな僕の伸びた鼻を、流星くんや夢來代表がうまく折ってくれたことで、志の高いホストであり続けるために、謙虚であることの大切さを学び取ることができました。

 

――大青くんがATOM -ROYALで-「謙虚さ」について学び取ったエピソードを教えてください。

 

大青:僕は入店3ヶ月目で小計100万円を売り上げることができ、店舗No.8に入賞して店舗内の売上ランキングNo.10以内にランクインすることができました。

その時は自分の思い通りの営業ができたため、「これからも今のペースで順調に売上を伸ばしていくことができるだろう」と、少し慢心が出てきてしまっていたんです。

しかし、当時のATOM -ROYAL-は夢來代表以外にも大きな売上を上げるプレイヤーがどんどん登場してくる時期で、「今のままでは先輩方に全く敵わない」と思わされる出来事が多々ありました

流星くんや夢來代表をはじめ、先輩方の背中が本当に大きかったんです。この人達は、これからもっともっと高い目標を目指して、それをクリアしていくのだろうという気迫を間近で見て、会心させられた経緯がありますね。

個人の取り分の給料を上げる私利私欲のために頑張るのではなく、ミナミNo.1のお店を作るために一丸となり、バチバチに売上を上げて利他の精神で頑張る先輩方の姿を見て、「今の自分ではダメだ」と思い、現状に満足せず、常に謙虚に努力を続けようと思いました。

 

流星:歴が浅いうちに売上を上げると、周りからチヤホヤされるじゃないですか。でも、そうした時にこそ、伸び続ける人材と伸び悩む人材の差が出てくると思っています。

伸び悩む人材は、やはり現状に満足して、それ以上の努力や工夫をしなくなり、いつしか走ることを辞めてしまいます。

一方、伸び続ける人材は現状維持に甘んじずに、高い目標をクリアしても「自分はまだまだ」と謙虚な姿勢で、次の目標をすぐに立てて、それに向かって走り続けていきます。大青は、まさにそんな伸び続ける人材の気質を備えていると僕は確信しています

 

――大青くんの売上の推移はどのようなものでしょうか?

 

大青:3ヶ月目で小計100万円を達成したあとは、ほぼ右肩上がりで売上を伸ばすことができています。4ヶ月目にバースデーイベントがあり、小計160万円を自己更新してから少し慢心してしまい、売上がやや停滞したのですが、そこから持ち直しました

とはいえ、それくらいの売上ではATOM -ROYAL-の売上ランキングだとNo.8あたりが限度で、No.上位に君臨することはできないので、まだまだこれからだと思っていますね。この結果で、No.3以内くらいに入れる環境にいたら、きっとめちゃくちゃ調子に乗っていたと思うので(笑)、今の厳しい環境に感謝です。

 

某有名企業の内内定を蹴ってホストを続けた流星。頑固さと意志の強さでアベレージ1000万円を売る。

某有名企業の内内定を蹴ってホストを続けた流星。頑固さと意志の強さでアベレージ1000万円を売る。

 

――流星くんの売上の推移がどんな状態かも教えてください。

 

流星:僕は入店2ヶ月で150万円くらいの売上になり、そこから半年目の6月で一度ホストを辞めようとした経緯がありました。

その時、大学の就職活動期間だったため、某有名企業などからも内内定をもらっていて、ホストとしてある程度の結果は出たので、そのまま会社員になろうとしていたところでした。

正直、それまでは本格的に、グループのため、お店のために頑張ろうというモードに入れておらず、ただホストを楽しんでやっているという感じで。ただ、「このままホストを辞めるのはもったいない」と、当時代表だったひろむん社長や、当時社長だった役員の城山想さんから引き留めを受けたんです。

皆様から説得をしてもらう中で、確かに、若いうちに結果を出して成り上がれるのはこの業界ならではのことですし、ATOM -ROYAL-は自分の働きたい仲間が集まる理想的な環境でした。そしてその後、色々と考えて、この場所に人生を賭けてみるのもありだなと思いました。当時のお店に対しても多少の不満はあったのですが、「お店は自分が上に上がって変えていけば良い」というマインドに変わっていったんです。

ただ、一度は辞めようとしていた身なので、お客様も切れてしまい、また0からの営業を始めたのが2ヶ月後の8月でした。そこで「No.1を目指す」と宣言し、新規のお客様で送り指名数60件、リピート16件を上げることができました。

そこから10月に幹部補佐に昇格して、副主任、支配人と段階を踏んでキャリアアップしてきた流れです。副主任以降からはチームのメンバーのマネジメントも仕事になるので、売り方を工夫しながら、高いレベルのアベレージで売上を維持できるだけのポテンシャルを自分の中で確立してきたという感じですね。

 

――大青くんからみた、流星くんの強みはどんなところだと思いますか?

 

大青:これは強みでもあり、一方で弱みでもあると思うのですが、「一度決めたことに対してめちゃくちゃ頑固」というところですかね。

 

流星:そうやね、頑固よ(笑)。

 

大青:とにかく自分を曲げないというか、公私共に、常に覚悟を持って行動しているところが流星くんの強みだと思います。そうした想いが誰よりも強いからこそ、流星くんは今もATOM -ROYAL-の中でTOP層を走り続けているのだと感じますね。

思うような結果が出ずに苦しい状況にぶつかったとき、8割〜9割の人間はそこで折れてやめてしまったり、諦めてしまったりすると思いますが流星くんは結果が出るまで誰に何を言われても続ける強さを持っています。

ただ、それゆえに柔軟性に欠けるところはどうしても出てくると思うので、そこが役職の昇格の際にも引っかかってしまったり、流星くん自身の悩みになったりするところもあると思うので、バランスが取れると良いのではないかと側で見ていて思うときはあります。

 

流星:「月間1000万円売る」とか「月間100組達成する」など、しっかりと宣言して有言実行していくことで、姫様からの信頼やお店からの評価というのは積み重なっていくものだと思っています。

そうした宣言を「結果を出せるかどうか自信がないから」という理由で敢えてしないホストは多いと思うのですが、僕は違うと思っていて。「この人についていきたいな」と思ってもらえる人間になるためには、「絶対に何がなんでもやってやる!」と宣言して、その通りに結果を出すこと。やはり有言実行は、とても大事だと僕は感じていますね。

 

――流星くんの頑固さが弱みになってしまう場面はどんな時なのでしょう?

 

大青:お店は個人の集まりではありますが、やはり組織なので、「こうだ!」と意思表示をしたときに、全体のバランスを鑑みて、自分の意見やワガママが通らない時というのはあると思います。

そんな時に「こういう別の道筋もある」ということを流星くんが受け入れられない場面などには、頑固さが弱みとして働く面も出てくると思いますね。

たとえば、役職に関しても、流星くんが「代表を目指す」という目標がある中で、段階を踏むために、まずは支配人が向いているのか、プレイングマネージャーが向いているのか、客観的にみて「こちらが向いているのでは?」という提案があったとしても、流星くんが最初から思っていた方向で納得できなければ受け入れられない、みたいな。

「常に自分が正解ではない」という世界線も、組織で仕事をしていると出てくると思うんです。そうした場面でも、流星くんが「これだ!」と思っていることは、絶対に曲げないので、そこで弊害が出てくる場面はどうしてもあると思います。そういう意味で、流星くんの頑固さは最高の強みでもあり、時に最大の弱みになると感じてはいますね。

 

――さすが右腕、と言いますか、ここまで客観的に分析をしてくれる部下がそばにいることはとても素晴らしいと思うのですが、流星くん自身も、大青くんのアドバイスが学びになると感じることは多いですか?

 

流星:めちゃくちゃ学びになりますね。僕も、時に感情的になってしまったり、冷静になれなかったりすることはありますから。そんな時に、大青は僕の「目」になってくれて、客観的にみてどうすべきかをアドバイスしてくれるので、とても助かっています。

 

大青:確かに、そういうコミュニケーションは日常的にありますね。ただ、そうしたコミュニケーションが取れているのは、大前提として、流星くんがとても素直で、後輩の僕の言葉を対等に受け入れてくれる先輩としての器があるからこそだと思っています。

 

流星:そうですね。ただ、僕自身に頑固な面があるという話の通り、誰の話でも素直に受け入れられるかはまた別の話で。人間同士が向き合うときに「誰が言うか」って結構大事だと思っていて。もちろん僕は幹部として誰の話でも素直に聞き入れる姿勢を持っているべきなのですが、大青とはお互いに尊敬し合える部分を持っている仲間であるからこそ、アドバイスが特に自分の心の中に落とし込みやすいところはあると思います。

 

ATOM -ROYAL-次期代表を目指す流星と、右腕として支えることをモチベーションにする大青。

ATOM -ROYAL-次期代表を目指す流星と、右腕として支えることをモチベーションにする大青。

 

――流星くんが、大青くんに期待することは何でしょうか?

 

流星:僕自身が「ATOM -ROYAL-の代表になりたい」という目標を持っているので、大青にはぜひ、お店の立場的にも、人間としての関係性的にも、その瞬間に右腕としてそばにいて欲しいと思っています。

大青と僕は、理想のホストクラブのあり方に対する考え方が似ていると思っていて。僕はもともと「姫様ファースト」なお店を作りたいと考えています。どんな時でも、自分中心にならずに、お客様を大切に考える姿勢が、ホストのあるべき姿だと思っています。

「俺についてこいよ」的な、男性優位がまかり通る文化が、ホスト業界にはまだ根強く残っていると肌で感じることがあるのですが、僕はそういうスタイルはあまり好きではないですし、そこは大青も同じ考え方を持っています。だからこそ、大青とはお客様を大切にする理想のホストクラブ作りを一緒にしていきたいと考えていますね。

 

――「姫様ファーストなお店を作りたい」という想いのきっかけは何だったのでしょうか?

 

流星:全てのホストがそうではないですが、売上が上がる中で、やはりお客様に対して傲慢になってしまうホストは一定層いると思います。たとえば、100万円使ってくれるAさんがいるとして、150万円使ってくれるBさんが現れたら、Aさんを急に大事に接客しなくなる、とか。

そうなってしまうと、「今までの関係性って何だったの?」となって、やはりAさんの顧客満足度は著しく下がってしまうと思うんです。でも、そういうケースって結構多いんですよ。

もちろん、ホストは身ひとつで、時間は有限です。全員を均等に満足させられるようなサービスを提供し続けるのは難しい面もあるのですが、それでも、お金を使ってくださるお客様には、額面で優劣をつけることなく、いただいた対価以上の満足度を感じてもらうのがプロのホストだと思っていて。

だからこそ僕は、どれだけ売上が上がったとしても傲慢にならず、常に謙虚に、姫様の顧客満足度を満たすことができるお店作りをしてみたいと考えています。

僕は元々、クリエイティブ職を目指して就職活動をしていたこともあり、対価に見合ったコンテンツの提供は、サービス業においてはマストだと思っているんです。だからこそ、ホストというコンテンツを、より良いものに充実させたいというのが、僕の将来の目標です。

 

――大青くんが期待するこれからの流星くんの未来を教えてください。

 

大青:僕自身は、自分で馬力を出してモチベーションを維持するよりも、人を支えることでモチベーションを向上させていくことの方が向いているタイプです。

先ほどの頑固さについての話題でも少し話しましたが、流星くんが、お店の代表に100%向いているタイプかというと、必ずしもそうではない一面も、今後は出てくると思っています。

だからこそ、流星くんが代表として輝くためには、欠けている部分を補う右腕となる2番手の存在が必要になると思うんです。僕は、そんな時に流星くんを支えていける人間でありたいと考えています。

また、上司が部下を見ているのと同じく、部下もまた、上司を選ぶものだと思っています。僕は流星くんを信頼しているからこそ、何か間違った判断があったときはきちんと指摘できる人間でありたいですし、そうした意味でも支えられる人材でありたいと思います。

僕が今こうして、ホストとして第一線で活躍できているのは、流星くんが僕を引き上げてくれたからです。その恩返しという意味でも、流星くんが今の段階で、「代表としてまだまだ足りていない」と否定される場面があったとしても、最終的に結果で証明して、代表になってもらえるように全力でサポートしたいと思っていますね。

僕も、流星くんも、ATOM -ROYAL-に在籍しているホストには体育会系のメンバーが多い中で、どちらかといえば少数派の部類に入るタイプだと思うので、互いに協力していきたいです。そして「僕と流星くんであれば皆が納得するくらいの結果を出すことができる」という自信が、根拠はないんですが強くあります。

また、流星くんが今、ホストとして第一線を走っているのは、あくまでも人生の一場面だと思っています。長い人生の中で、もし形が変わることはあっても、どんな形であれ、絶対に活躍していける人だと思うので、流星くんは人生を通して、これからも深く関わっていきたいと思える方ですね。

 

――最後に、お二人の2024年の目標を教えてください。

 

流星:2024年は、プレイヤーとして2023年に達成できなかった「年間売上1億円」をまずは目指していきたいと思っています。

また、先にもお話したとおり、自分自身が持つクリエイティブな感性やホストというコンテンツに対するこだわりを、まだまだお店作りに活かせていないところがあるので、自分の持つ強みをもっと仕事に活かせるように、自らの能力や個性を表現して、色々と提案できる一年にしたいですね。

僕自身、お店の中で思うような存在感を出しきれていない面があるため、2024年は自分を目一杯表現して、共感してくれるメンバーを増やしていければと考えています。その上で、「流星が代表になれば、ATOM -ROYAL-はもっと良くなっていくのでは?」と思ってもらえるように動いていきたいです。

 

大青:僕はまだまだ、店舗の運営に関することはわからないので、2024年はとにかくプレイヤーとして、貪欲になって、数字にこだわりを持って走り続ける1年にできればと思っています。

僕は今、自分の年齢を活かした「最年少記録」や「最短記録」といったテーマにこだわっているところです。なので、プレイヤーとして現時点で出せる最高の記録を目指して、がむしゃらに、かつ、これまで以上に視野を広く持って、ATOM -ROYAL-で戦っていければと思っています。

そして、流星くんの背中を追い続けて、いつかは超えていけるように頑張っていきます

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