interview内勤

本音をぶつけることで、得られる信頼がある。相談する相手として、最後の砦になりたい。

2023/07/04

グループトップクラスのホストたちが集う「ATOM-ROYAL-」で、4年間チーフとして現場をまとめている世紀末リーダー・カリスマたかしさん。もともと会社員として働き、ホストクラブで働く予定はなかったそうですが、縁ができて内勤として入社。現在、6年のキャリアをもつたかしさんに、アトムの魅力を語ってもらいました。

 

会社員から、ホスト業界の内勤に転身。さらなる高みを目指し、自己改革へ。

 

──アトムグループ以前のご経歴と、入社したきっかけを教えてください。

 

昼は会社で働き、夜は遅くまで遊ぶ生活でした。そこで「せっかくだしダブルワークをしよう」と思いたち、また人見知りを克服するためにバーで仕事を始めました。そのバーがアトムの系列店で毎日ホストが来店し、当初「怖そう」と思っていたホストたちと自然に打ち解けていました。そんなある日、「誕生祭で人手が足りない」とアトムにお手伝いにいくことになったのです。

 

店内に入って最初に挨拶したのが、今はグループ全体の内勤を統括するマネージャーの城山皓さん。「あ、来るところを間違えた」と思うくらい強面の方でしたね(笑)。ただ、ラストオーダーが終わった頃に声をかけてくれてお話すると、とても優しい方だということがわかりました。「昼はどれくらいの収入なの?」と質問され、一般的な給与額だと伝えると「3年で2倍稼がせてあげる」とお誘いを受け、アルバイトの内勤になりました。

 

──その後、アルバイトからレギュラーになられたんですね。理由はなんでしょうか?

 

「楽しそう」というのが動機です。会社員時代、上司たちと交流がなく年齢も離れていて孤独を感じていました。でも、アトムは同世代の先輩たちが仕事終わりや、休みの日にも「ご飯に行こう」と気軽に誘ってくれる環境だったので、ここで働こうと決めました。

 

──アトムで6年のキャリアをお持ちですが、どんな苦労がありましたか?

 

過去よりも、現在がまさに大変に感じている時期です。というのも、僕の中で「努力を積み重ねてきてなかった」という気持ちが強くて。後輩の大夢たちが凄まじい記録を出しながら次のステージに駆け上がっている姿を見て、「店長になりたい」から「店長になる」という気持ちが約1年前に明確に固まりました。目下、上を目指すために自分自身を改革しているので、今が苦労の最中ですね。

 

──自分を改革する上で、努力されていることがあると聞きました。

 

先日、4日間の強化合宿研修に行ったのですが、そこで「人から嫌われたくない」というスタンスから、「上辺の機嫌とりはやめる」というマインドに切り替わりました。昔から人間関係の悪化を極端に嫌う性格だったので、業務上でも白黒をつけた物言いを避ける傾向があったのです。僕は人の話をとことん聞いて、考え方などを汲み取るマネジメントスタイルなのですが、これまでは迎合するだけでした。しかし、部下たちの成長を促すためには寄り添うだけではダメで、たとえば自己中心的な発言があれば「それはわがままだよ」と一歩踏み込んだアドバイスをすることが必要です。思ったことを素直に伝えることで、信頼関係が生まれることを実感しています。合宿で学んだことや今の自分の気持ちを忘れず、継続して努力することで、結果がついてくると信じていますね。

 

たかし

 

「ええやつ」に囲まれている環境は、今も昔も変わらない。そしてより進化へ。

 

──アトムで長く働かれている理由、魅力はなんでしょうか?

 

入社したときから「いい人たちに囲まれているな」と思います。兄貴肌の先輩たちによくご飯などに誘っていただきました。「みんなで仲良く楽しもう」という文化はアトムに根付いておりずっと同じですね。一方で変わったと感じるのは、明確なビジョンや目標が明示されるようになり、「この瞬間が面白ければいい」から、「仕事はしっかり。プライベートも存分に楽しむ」という雰囲気へと変化したことですね。戦略を立案して目標を設定後、チームワークで行動することで結果につなげる組織になってきていると感じます。あとは、頑張っている人を絶対に見捨てない」ところが好きですね。困っていることなどがあれば、上司も同僚もみんながフォローします。僕自身も、見守ってもらっています(笑)。

 

──たかしさん自身がフォローを受けたエピソードはありますか?

 

今は考え方を改めたのですが、これまでは嫌われたくない一心で誰にも相談をしていなかったので、しんどさが積もってちょっとお休みをいただいたことがありました。そんなとき大夢が「飲みに行こう」と誘ってくれたのです。もう、記憶をなくすくらい飲みながら、思いのたけを全部打ち明け、それをしっかりと聞いてくれたので翌日スッキリと目覚めた記憶があります。今は心の奥に溜め込むことなく、素直に相談することを心がけていますね。

 

──「ATOM-ROYAL-」の、内勤現場のトップとして、今後どんなお店にしていきたいですか?

 

「和気あいあいという段階は越えた」と認識しています。これまでは特に何も決めずにノリと勢いでやってきたことが成果につながっていましたが、さらに上を目指すにはグループの理念や方針に則り、より組織だって行動しなければなりません。特に、これからチャレンジする「160坪の大箱」の運営は今のやり方では難しいでしょう。アトムの良さを残しつつ、ホストも内勤ももっとレベルアップすることが必要です。接客の中でも、よりプロフェッショナルと言われているホストにふさわしい立ちふるまいや行動ができるように、締めるところはきちっと引き締めてサポートしていきたいですね。

 

次のステップに向けて取り組んでいることは人材の確保と、育成です。アドバイザーの桜井晴人さんを中心に人事のセクションが立ち上がり、そのおかげで今月は4名が入店してくれました。彼らがパフォーマンスを出せるように育成するのが、私たちのミッションです。

 

たかし

 

「誰にも相談できないこと」を汲み取るという、理想を目指す。

 

──理想のキャリアビジョンを教えてください。

 

皓さんのように「キチッと仕事ができる上司像」に憧れますが、なかなか難しいので「僕なりの理想を追求したい」と考えています。それは、部下たちから「他の誰にも相談できないけど、たかしさんなら話ができる」という関係性を構築することです。アトムグループは今、急激に成長中でフォロー体制も整ってはいるものの、スピードについていけないスタッフも出てくると思うのです。最後の砦として、その受け皿になるのが理想です。もともと、「自分のやったことで喜んでもらえるのが好き」なので役割として向いていると分析しています。一方、自身の課題として「興味がないタイプの人と距離をとってしまう」傾向があるので、そこは「とにかくめっちゃしゃべって共通点を見つける」といったことを意識的に行っています。

 

──部下との信頼関係を構築するために、実践されていることはありますか?

 

「自宅に誘って、みんなで餃子パーティー」を開催するなど、密なコミュニケーションをとるようにしています。ただ「信頼関係を構築」といった大げさなことではなく「一緒に飲んでて楽しいから誘う」というノリですね。お酒が入ると熱い話になることが多いので、そこで腹を割って仕事の話をすることも増えました。最初から「仕事の話をする」と構えるのは苦手なので、自然とそういう流れができるように持っていっています。

 

──最後に「個人としてしたいこと」を教えてください。

 

それがまったく無いんですよ。自動車を自分でいじるのは好きなんですが、それは趣味の範疇なので夢とかではないかな。目下の目標は「もっと稼いで、貯金を増やすこと」ですね。皓さんに誘ってもらったときの「3年で2倍の稼ぎ」は早々にクリアすることができました。ただ、アトム歴を長く重ねると後輩も増えてくるので、「ご飯をふるまう」だけでも結構な金額になり、先月も給与の3分の1ほどは交際費でした(笑)。ただ、もっと後輩に喜んで欲しいので、そのために稼ぐ力をアップさせたいですね。貯金をするのは何かしたいことができたとき、スムーズにとりかかれるための土台づくりとして励んでいます。

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