優れた組織には、先を見据えて行動できるリーダーが不可欠です。しかし、組織の人数やタスクが増えていくと、リーダーが単独で対応できる範囲には限界が出てきます。そこで重要なのが「信頼できる右腕」の存在。リーダーをしっかり支え、時には物怖じすることなく反対意見も出せる“右腕”がいれば、組織はより大きく発展していくでしょう。
そんな“右腕”の重要性をお伝えするために、今回は当メディア初の企画として「俺の右腕」第一弾を決行!ホストの新天地として注目されている大阪・梅田に店舗を構え、将来が期待されているATOM-CLEAR-(以下「-CLEAR-」という)から、以下3名の方にご協力いただきました。
柊咲 蒼(主任)
嵐 優大(副主任)
天道 司(幹部補佐)
なぜ右腕としてリーダーのことを支えていきたいと思ったのか、これからどういう店舗にしていきたいのかなど貴重なお話が盛り沢山となっていますので、ぜひ最後までチェックしてみてください!
タイプの全く異なる人材を側に置くことで、幅広い意見を取り入れる
月:まずは、蒼の右腕として活躍している優大と司について紹介してもらおうかな。
蒼:-CLEAR-では僕がずっとNo.1なのですが、No.2とNo.3のどちらかにずっと入っているのが優大と司ですね。ただ、二人はタイプが全く違うんです。優大は、良い意味で周囲の干渉を受けず、自分軸がしっかりしているタイプですね。一方、司は協調性が高く、周囲の意見をしっかり取り入れて臨機応変に行動できるタイプなんです。
アトムグループ一大イベントのひとつ、ACB(ATOM CLIMAX BATTLE)で今年から小箱部門ができましたが、現状は–CLEAR-からこの3人が結果を出せているので、とても嬉しかったですね。
月:実は、小箱部門の構想は1年前くらいから役員会に提案していたんだよね。部門ごとで1位になることがひとつの目標にもなるし、グループ内で切磋琢磨することで良い相乗効果が出ると思った。あと、従業員への落とし込みがしやくなるかな。もちろん、小箱部門で1位になったからといって満足しないでほしいという想いはあるけどね。
蒼:そうですね。ATOM-UMEDA-がグループ1位だった時の売上が凄すぎたので、グループ1位を目指すためにその前段階の目標が欲しかったんです。小箱部門ができたことで、まずは小箱部門で1位を目指そうという落とし込みができるようになって、従業員のモチベーションも上がりました。
陰陽のようなバランスでお互いを補完し、店舗を次のステージへと導く
月:司は、蒼とどうやって仲良くなったの?
司:入店当時は蒼さんのことをよく知らなくて、-CLEAR-ができたタイミングで初めて蒼さんの存在を知ったんですよね。最初の頃は距離感があったのですが、蒼さんを指名しているお客様のお友達から、僕が指名をいただいたんです。これがきっかけで食事に行く機会ができたのですが、蒼さんは物凄い量を注文するんですよ。それで、僕が「飲み過ぎ」じゃなくて「食べ過ぎ」で吐いてしまったんです(笑)。この食事会から蒼さんとは仲良くお話するようになりましたね。
月:優大はどう?
優大:僕は蒼さんのチームメンバーだったんですよ。当時、僕は「この人についていきたい!」と思える人物を探していたのですが、そのことを蒼さんに相談したんですね。そうすると、普段は自分の想いをあまり語らない蒼さんが、自分の考えを熱く語ってくれたんです。それで、僕は蒼さんについていきたいと思うようになりました。
また、僕は蒼さんと考え方が真逆のタイプなんですよ。だから、最近はお店をより良くするために、熱い話をすることが多いですね。
月:最近はどんな熱い話をしたのか教えてくれる?当時の自分の想いを、時間が経った後にもう一度思い出して口にすることって重要だと思う。夢や目標、お客様に対する想いなどが、自分の中でブレていないか再確認できるからね。
優大:最近はACBにどう取り組んでいくかという話をしましたね。そこで蒼さんの考えを聞いたんですけど、僕はその全てを聞き入れるのではなく、もっと良くするためにはこうしたほうがいいんじゃないかという意見も出すんです。お互いが本気で取り組んでいるからこそ真正面からぶつかることも多いのですが、より良い店舗にしていくために必要なことだと思っています。
月:次は、蒼から見た司の印象を教えてもらおうかな。
蒼:司はすごく努力していて、1年間ずっとTikTokライブをやっていたんですよ。それまで結果があまり出ていなかったのですが、1年間努力を続けたことで翌年に結果が出始めたんです。その姿を見て、司のことをもっと知りたいと思うようになりましたね。
司のことを知っていくなかで、ここはもっと改善したほうがいいなと思う点もあるのですが、小箱のメリットをしっかり活かしているのはすごいと思います。例えば、お客様と従業員が仲良くなるように行動するのが上手いですね。
月:優大に対してはどんな印象を持っている?
蒼:優大は責任感の強い男ですね。例えば、今月イベントを打ちたいけど、来月もイベントがあるから難しいという状況になった場合、率先して協力してくれるのが優大なんです。来月に、お世話になった要さん(ATOM-UMEDA-/アドバイザー)のバースデーイベントをやりたいと言ってくれたのも優大ですしね。だからこそ、優大には信頼して仕事を任せることができます。甘い部分もあるんですけど、そういう仲間想いな部分もお客様に好かれるポイントになってるんじゃないかなと思いますね。
優大とは「陰と陽」のような関係で、良いバランスを保てていると思います。僕と優大、司はタイプが本当に違うので、客層も全く異なりますね。
また、今後の目標として、僕がまずは1,000万Playerになって、アベレージでも売上を上げられるようになりたいんです。そして、優大と司も1,000万Playerを目指してほしいと考えています。「1,000万Player が一人輩出されると次が生まれる」という流れで、系列店から1,000万Playerが出ていたので、まずは上に立つ人間が背中を見せて、僕たち3人が“新たな-CLEAR-の基準”を作っていきたいです。
優大:たしかに、蒼さんが1,000万を達成したら、-CLEAR-でも本当に目指せるんだという道標になりますね。従業員のモチベーションアップにもつながると思います。
蒼:そのために、まずはACBの小箱部門で絶対に1位をとりたいですね。
普段は従業員に見せない姿を見たことで、この人を本気で支えたいと思った
月:優大から見た蒼の強みって何だと思う?
優大:従業員をまとめる力がすごいと思います。あと、僕は初回のお客様に気に入ってもらうのが苦手なのですが、そこも蒼さんは上手いので、やはりホスト力が高いなと感じますね。
月:そこで、どうやったら初回のお客様に気に入ってもらえるのか、蒼に質問はするの?
優大:質問しますね。自分が悩んでいることがあったら聞くようにしています。
月:昔、浪速のなっちゃん(ATOM・ATOM-WHITE-/プロデューサー)がATOMに移籍した時、みんなにたくさん質問してたよ。その時「自分より優れている部分を持っている人がいたら、その理由を質問するのは当たり前じゃないですか?」って言われたんだよね。年齢の問題やプライドを捨てて、もっと上を目指すために質問できる人って無敵だと思う。
参考記事:浪速のなっちゃんインタビュー
https://atom-group.jp/magazine/natsuki-daihyo/
司が思う蒼の強みは何だと思う?
司:蒼さんは、人に対する観察力がすごいです。従業員のことをめちゃくちゃ見てくれていて、求心力もありますね。だから蒼さんが席に着くと、その場の空気が変わるんですよね。
月:それはすごいな。たしかに、席に着くだけで場の空気を持っていく人間っているよね。それは元々持っている素質の部分が大きいし、求心力にもつながるな。
優大:あと、蒼さんはメンタルも強いですね。蒼さんって、立場的にも僕たちの前では弱みを見せないんですよ。
ただ、今年の4月に周年イベントがあったんですけど、その時は僕たちの力不足でタワーをしていただくことができなかったんです。その時、蒼さんがキャッシャーにこもって悔し泣きしていたんですよね。その人間味ある姿を見た時に、やっぱり蒼さんは熱い想いを持っていて、この人を本気で支えたいと思うようになりました。
立場が人を変えることもあるから、時には人に頼ることも重要
月:優大と司は、蒼のどんな部分が好きなの?
優大:やっぱり人間味があるところですね。最初の頃は、蒼さんって人にはあまり興味がないんだろうなと思っていたんですよ。ただ、先程お話した周年イベントで悔しい思いをしている姿を見た時に、本気で従業員や店舗のことを考えている熱い人なんだと思いました。
月:今後はもっと自分たちを頼ってほしいと思う?
優大:そうですね。蒼さんは全部自分で抱えてしまっているので、特に僕ら二人には頼ってほしいなと思います。
蒼:1回でもNo.1をとってくれたら頼るかもしれないな(笑)!
月:それについては、逆の考えもあると思うよ。蒼が頼ったことで二人の責任感やモチベーションが上がって、No.1になる可能性もあるんじゃないかな。以前、ずっと役職になることを止められていたプレイヤーがいたんだけど、分店のタイミングで役職がついたんだよね。その結果、責任感やモチベーションが上がって、それまで以上に脳みそを使って行動する機会が増えた。その結果No.1になれた事例もあるからな。
任されたことで信頼関係も生まれるよね。
「立場が人を変える」という場合もあるから、蒼も人を頼ってみたらいいんじゃないかな。
信頼できる右腕とともに成長し、店舗の拡大移転を目指す
月:今年も残り僅かけど、何か目標はある?
司:今月(2023年11月)は蒼さんを抜いてNo.1になるチャンスだと思っているので、それを達成したいですね。あと、来年は年間売上のレベルを2倍へ引き上げれるように取り組みたいです。
蒼:僕はずっと月間アベレージが●●●万くらいなので、来年は●●●万まで上げていきたいです!
月:蒼が月間アベレージ●●●万を達成するには、下からの突き上げも重要だよな。優大や司が蒼に近い売上を出せるようになったら、自然と蒼の売上が上がる場合もあるんだよね。また、二人にとっても下からの突き上げは重要だから、後輩たちの中で誰かが3桁の売上を作れるように教育することも大事かな。
優大: 月さんから見て、-CLEAR-に足りないものって何だと思いますか?
月:俺は-CLEAR-にしっかり入っているわけじゃないから一概には言えないけど、「負けん気」じゃないかな。それもあってACBで小箱部門を新設したり、四半期表彰式で部門分けしたりしてるから、そこでまずは成功体験を積み重ねていけばいいと思うよ。
蒼は、将来的に優大と司にはどういう存在になってほしい?
蒼:二人はそれぞれチームを持っているんですけど、チームで●●●●万ずつ売ってもらって、僕が個人で●●●●万売ることで、店舗売上のアベレージを安定させたいです。
月:蒼自身はどういうビジョンを描いているの?
蒼:僕は元々チームを持っていたんですけど、今は持っていないんです。その理由のひとつが、優大と司の教育に集中したいからだったんですよ。売上アップのノウハウや、チームリーダーとしての心構えを伝えています。
そうやって優大と司を教育していくことで店舗のレベルを上げていき、ゆくゆくは-CLEAR-を拡大移転させたいというのが僕の夢ですね。
月:優大と司は、これから蒼と一緒にどうなっていきたい?
司:蒼さんには代表になってほしいですね。そして、僕が蒼さんを支えていきたいと思っています。
優大:僕は、いずれ蒼さんに勝ちたいと思っているので、乗り越えるべき壁であってほしいです。また、蒼さんは中長期的な視点を持って行動できるので尊敬していますし、代表にもなってほしいと思っています。
月:最後に、話してくれた目標を達成するために、自分がどんな行動をしていくのか宣言してもらおうかな。
蒼:僕は、梅田地区でV12を達成して従業員に背中を見せます!-CLEAR-でも売れるということを証明したいですね。
優大:僕は-CLEAR-でNo.1をとります!蒼さんだけじゃなく、他のプレイヤーでもNo.1がとれるということを従業員に示したいです。
司:売上目標もあるのですが、まずは組数100組を達成したいですね。いつも蒼さんと組数を競っているのですが、今まで1回しか勝てていないんです。しっかり組数を増やし、そこから売上も立てていきます!