2023年11月17~18日。
札幌・すすきのに店舗を構えるATOM-SAPPORO-にて、LEAGUEグループさんとの合同営業イベントが開催されました!
他店舗との合同営業は初の試みであり、2日間に渡って熱き闘いが繰り広げられたとのことです。
そこで、今回の企画ではATOM-SAPPORO-の方々にご協力いただき、合同イベントが決定した当時の心境や合同イベントを終えた感想などについて語っていただきました。
どんな想いでイベントに臨み、何を得ることができたのでしょうか。
お話を聞いていくと、全員が口を揃えるキーワードが浮かび上がってきました……。
中心メンバー7名への連続インタビューを、ぜひ最後までご覧ください!
【ゆとり。編】自分だけ勝っても意味がない。店舗全体が成長するために、目先の利益にとらわれず行動する
合同イベントを終えた率直な感想
ゆとり:率直に言うと、悔しさはあまりないですね。今までは自分自身の勝利にこだわってきて、その結果、ATOM FANTASISTA(グループのスタープレーヤーが集結する売上バトル)でNo.1になることができました。ただ、この結果は自分一人の力では成しえなかったことなので、次は自分を支えてくれた店舗のために行動しようと思ったんです。
今回の合同イベントも、僕個人が売上をつくる目処は立っていました。しかし、僕だけが売上をつくると「イベントは負けてしまったけど、ゆとり個人は勝ってるよね」という解釈になってしまい、店舗全体の成長にはつながらないと思ったんです。
それに、下の子たちが成長しないと、僕自身の成長もここで止まってしまうかもしれません。誰かが1,000万を達成したら、次は僕が2,000万を達成しようという気持ちになるので、店舗全体の底上げが必要だと思いました。
月:まさにそうだね。先のことを考えて、よく分析していると思う。
ゆとり:あと、今回の合同イベントで嬉しかったことがあって、幹部の皆さんが僕に謝ってくれたんですよ。これは、僕がATOM FANTASISTAで結果を残したことで、今度は自分たちが頑張ろうと行動していたからこそ僕に謝ってくださったんだと思うんですよ。その気持ちを感じることができたので、幹部の皆さんからの言葉は嬉しかったですね。
それぞれの店舗の強みと弱み
ゆとり:ATOM-SAPPORO-の弱みは、「ゆとりがいるし、大丈夫だろう」という慢心ですね。一方、LEAGUE GROUPさんは全員が全力でぶつかってきました。この意識の差が、大きな敗因だと思います。熱量もすごく高かったですね。
今回の合同イベントで思ったのですが、ATOM-SAPPORO-には明確に強みと言えるものがありません。相手は本気でぶつかってきていたので、熱量は大きな課題です。この敗北は、店舗が成長するために必要なことだったと思っています。
月:一人だけが燃えていても、周りがついてこないと火が消えてしまうんだよね。ゆとりって天才肌なプレーヤーなのかと思っていたけど、しっかり分析したうえで行動しているんだな。
ゆとり:最初はざっくりと目標を立てていましたけどね。1年以内に札幌で1,000万Playerになろうと考えて、そのために走り続けました。
月:今後は役職に就きたいという気持ちはあるの?
ゆとり:そうですね。実は、1,600万Overの売上を立てた時に、副主任に昇格というお話をいただいたんです。しかし、まだ最前線に立って一人で戦いたいという気持ちが強かったので、お断りさせていただきました。
ただ、その後に自分のバースデーイベントがあったのですが、そこでNo.1をとることができれば、自分の実力に自信を持てると思ったんです。結果、目標としていたNo.1になれたので、今度は店舗のことにも目を向けようと思いました。
僕って、つい感情的になって発言にブレーキが効かなくなってしまうことがあるんですよ。これを自分で制御するために必要なものって何だろうと考えた時に、役職だと思ったんです。
そこで、あらためて櫻井あゅむ代表に「店舗が定めた規定を一つずつクリアしていくので、それを達成できたら昇格させてください」とお話しました。
月:すごいな。いきなり副主任に昇格するんじゃなくて、一つずつ上を目指していきたいんだね。
ゆとり:そうです。いきなりじゃなくて、一つずつ段階を踏んで上がっていきたいんです。そうやって一つずつ目標をクリアしていく方法を身につけることができれば、もし降格してしまうことがあったとしても、また這い上がっていくことができますよね。
月:仮初めの役職ではなくて、地に足のついた役職の子って強いもんな!役職に就くと、お客様や従業員からの見られ方も変わるしね。例えば、これまでとは違ったお客様の層から指名がいただけたり、何かトラブルが起きてしまった場合にも、役職がついているプレーヤーが入るとお客様も少し安心してくれたりするんだよな。ゆとりには、ぜひ上の役職を目指してほしいね。
2023年の残り期間と2024年度の目標
ゆとり:とにかく最大限の熱量をもって、今の自分にできることを全て出し切りたいですね。そのうえで、No.1をとれるように取り組んでいくつもりです。
また、「来年もATOM FANTASISTAでNo.1をとる」と言いたいところですが、来年は自分の実力をつける期間だと考えています。ただ、再来年は30歳という節目の年でもあるので、再来年に本気で狙えるよう準備していく予定です。時間はかかったとしても最後に勝てばいいという考えなので、常に先を見据えて行動していきます。
【片瀬じゅーと 編】自身や店舗の現状を冷静に分析。考えの甘さや熱量不足を痛感
合同イベントを終えた率直な感想
じゅーと:素直に、悔しいという気持ちですね。まず、相手がこれだけの売上を上げてくるとは思っていなかったんです。また、相手の顧客数やイベント当日の立ち回りを見て、自分よりも確実に準備してきているということを感じました。自分の考えの甘さや熱量不足を痛感したので、本当に悔しかったですね。
月:今回のイベントは1ヶ月前に急遽決まったって聞いたけど、それは相手も同じ条件だもんな。老舗のBCグループから、フランチャイズとして1~2年前に出店してきた新進気鋭の実力ある店舗だから、経験の差はあるのかもしれないけど、良い刺激になったんじゃないかな。
それぞれの店舗の強みと弱み
じゅーと:まず、弱みとしては顧客数の少なさがありますね。あと、ヘルプ力にも差があると感じました。お酒があまり飲めないなら、飲めないなりの貢献方法があると思うのですが、そこが弱いなと思います。ヘルプ力不足によって、お客様に楽しんでいただく幅を狭めてしまっていると感じましたね。
逆に、ATOM-SAPPORO-の強みは、店舗自体が好きで遊びにきていただいているお客様が多いと思うんです。スタッフの仲の良さでは勝っていると思います。
月:ATOM-SAPPORO-が抱えている課題は何だと思う?
じゅーと:まずは従業員数を増やさないといけませんね。顧客数を増やすためには、幅広い層のお客様に対応できるプレーヤーが必要だと思うんです。ATOM-SAPPORO-って、性格的に大人しいプレーヤーが多いのですが、今のままでは対応できるお客様の層に限界があるんですよね。
だから、いろいろなタイプの従業員を増やすことが優先すべき課題だと思います。それと並行して、従業員のスキルの底上げにも取り組んでいかないといけませんね。
月:じゅーとは、意外としっかりした視野を持っているんだな。どちらかと言うと、あゅむやゆとり。は気持ちで動くタイプだよね。
じゅーと:そうですね。ただ、「この人についていきたい」と思わせるには気持ちの部分が不可欠なので、お二人はすごいと思いますね。
月:具体的に、どんな場面でついていきたいと思った?
じゅーと:あゅむさんは、全体終礼や全体ミーティングで「自由にやって楽しんでくれ。ケツは俺が拭く」っていつも言ってくれるんですよ。仕事は楽しまないと意味がないから、従業員には自由に楽しく仕事をしてほしいという考えなんですよね。だから僕も安心して仕事に取り組むことができますし、ATOM-SAPPORO-に入ってよかったと思えました。
2023年の残り期間と2024年度の目標
じゅーと:まず、12月は城山想社長のバースデーがあるので、そこで絶対に貢献したいですね。そして、1月には自分のバースデーも控えているので、そこに向かって準備していきます。
あと、来年の目標としては龍夜主任の右腕的な存在になりたいですね。
月:ATOM-SAPPORO-って静かな子が多いけど、自分の目標をみんなの前で口に出すって重要だと思うよ。グループ内でランカー上位に入っている子たちも、敢えてみんなの前で目標を宣言することで、自分に発破をかける子が多いんだよな。じゅーとも、さらに熱い気持ちで挑戦し続けてほしいね。
【コル 編】勝敗を分けたのは“熱量”の差。初めての合同イベントで見えてきた課題とは
合同イベントを終えた率直な感想
コル:あらためて、自分の実力不足を痛感しました。相手はスタートから一気にエンジンをかけていたので、熱量の差が表れたと思います。
月:実力不足は仕方ない部分もあるけど、熱量の差はあったかもしれないよな。お互い準備期間が短い中で、どれだけの熱量を持ってイベントに臨めたのかが勝敗を分けるポイントだったよね。そういった熱量の部分を、ATOM-SAPPORO-やコル自身はどうカバーしていけばいいと思う?
コル:僕は組数タイプなのですが、一人ひとりのお客様ともっと信頼関係を強くしていく必要があると思います。それと並行して、さらに組数を増やせるよう取り組んでいかなければならないと感じましたね。
また、ATOM-SAPPORO-の課題としては、お店自体をもっと好きになってもらう必要があるので、単純にホスト力の強化がもっと必要だと思いました。これはリピートにつながる大きな要因のひとつだと思うので、僕も幹部補佐として下の子たちにしっかり伝えていかなければならないですね。
ATOM-SAPPORO-は、去年と比べて人数が減ってしまいました。少数になっているからこそ団結力に課題があるんです。店舗全体で一丸となって顧客満足度を上げられるよう、僕たち幹部がしっかりと空気を作っていきます。
もし来年も合同イベントを行うことになったらどういう姿勢で臨む?
コル:僕は入店した頃からお世話になっているお客様が多いのですが、今応援してくれている方々との信頼関係は深めつつ、新規顧客の獲得にも注力していきたいですね。
アトムグループでは組数が多い方がランカーになっている傾向があると思います。僕の強みは組数を抱えられることなので、まずは月間100組プレーヤーを目標に来年度は取り組んでいきます。
【本郷ゆうすけ 編】今後は“熱量”が大きな課題。自分が経験したことを、後輩たちにしっかり伝えていく
合同イベントを終えた率直な感想
ゆうすけ:正直、急だなと思いましたね。12月にやるかもしれないとは聞いていたのですが、11月に急遽行うことが決まったのでびっくりしました。
月:ただ、それは相手も同じ条件だもんな。その中で相手は全力で臨んできてくれたわけだから、ありがたいことだよね。合同イベントを終えて感じたことは?
ゆうすけ:レベルの違いを感じましたし、かなり悔しかったですね。ただ、日々の営業だけではこの気持ちは味わえなかったので、良い刺激になりました。
月:ゆうすけはオープンの時から在籍しているけど、ATOM-SAPPORO-の課題は何だと思う?
ゆうすけ:従業員数を増やすことと、中堅層のレベルアップが課題ですね。店舗のレベルが下がっている気がするので、早急に対策をしないといけないと思います。
月:従業員が減ったり、レベルが下がったりしている要因は何だと思う?
ゆうすけ:自分たちの教育不足や、熱量不足が要因ですね。自分たち幹部に熱量が不足しているから、従業員に夢を見せられてないのかなと思いました。
月:みんな“熱量”っていうキーワードを言ってるんだよな。熱量が足りないことをみんな自覚しているんだね。たしかに、万全の状態でイベントに臨むことは難しかったかもしれない。けど、限られた時間の中でどれだけの熱量を持ち、それを新人の子まで伝染させることが出来るかということを、想(社長)は勉強させたかったんじゃないかな。
もし、来年も同じように合同イベントを実施する場合、どうやったら勝てると思う?
ゆうすけ:自分たちの実力を上げるしかないですね。今回は龍夜さんのバースデーイベントがあったので、そういったイベントを控えてる人がいなくても勝てるくらいの実力がないと、店としてダメだと思います。
幹部補佐として、店舗のためにどう行動していきたい?
ゆうすけ:後輩たちには、自分が経験して感じたことを伝えていきたいですね。なぜイベントでお客様を呼ばないといけないのか、なぜ熱量が重要なのかということを、その時の自分の感情も交えて話していきます。現在は、集客のために最低限必要な行動などを教えているのですが、今後は“熱量”も店舗の重要な課題として取り組んでいきたいです。
月:幹部だけが熱くなっても、他の従業員たちに伝わらないと意味がないもんな。自分で燃え続けるのって難しいし、せっかく火が点いても時間が経つと小さくなってしまうんだよね。ゆうすけ自身の火も誰かが大きくしてほしいし、ゆうすけも誰かの火を大きくできる存在であってほしいな。
【櫻井龍夜 編】自分が全力で参加していたとしても勝てなかった。結果を素直に受け止め、今後の糧とする
合同イベントを終えた率直な感想
龍夜:まず合同イベントが決まった時は、自分のバースデーイベントが後に控えているタイミングでの決行だったので、どうしてこの日程なんだろうと思いました。事前にお客様や従業員とも相談してバースデーの準備を行っていたので、僕は自分のイベントを優先して取り組んだんです。
しかし、今月想定していた売上を、仮に合同イベントに全てぶつけていたとしても勝利することは出来ていなかったレベルだったので、物凄く悔しかったですね。合同イベントに貢献できない悔しさと、戦っていても負けていた悔しさがダブルでこみ上げてきました。
「自分のイベントがあるから力になれない」というのは、言い訳でしかなかったなと思います。バースデーイベントと時期が被っていなければ、この学びは得られなかったと思いますし、自分の実力不足を痛感する貴重な経験になりましたね。
ただ、極端な話にはなりますが、仮に僕が1億円を上げられるようなプレーヤーだったら、合同イベントはこのタイミングで実施しなかったんじゃないかなとも思ってしまいました。
月:そうかな?照準を合わせなくても戦えるように、日頃から準備することが大切という目線もあると思うよ?
イベントの時だけ売上を上げるのではなくて、日々の営業でも売上を上げられるような店づくりを行うことが重要なんじゃないかな。相手もバースデーイベントがあったかもしれないし、同じような条件にも関わらず全力でぶつかってきてくれたわけだからね。
龍夜のなかで、バースデーイベントをやったことで満足してしまい、次はもっと上の数字を狙おうという個人の気持ちだけで終わってしまっていたのかもしれないよな。今回の経験で、「個々としての結果への悔しさ」だけでなくて「みんなで勝つ気持ちの大切さ」を知れた良い機会だったと思うよ。
No.2のポジションとして、今後店舗を良くしていくには?
龍夜:もっと若手の子たちに寄り添っていかなければならないと思っています。代表になりたいので、従業員の気持ちを理解し、今よりも寄り添える力が必要ですね。
月:龍夜は歴も長いし、いろいろと考えてしまうよな。ただ、ATOMグループでは一気に物凄い売上を叩き出して、それを維持しているプレーヤーが求心力を持っているケースがある。そして、そのプレーヤーたちが従業員に寄り添っているかというと、全員がそうではないかもしれないんだよね。
それでも売上が高いから、カッコイイし学びたいという理由でついていきたいと思ってくれる従業員が増えて、勝負の時には一致団結するっていうパターンが最近増えてきた気がする。いろいろとやり方はあると思うけど、この流れが代表になるにはシンプルで早いのかもしれないよね。
たぶん、龍夜は現時点で代表になっても、ある程度しっかりやれると思う。ただ、「龍夜が代表になったことでATOM-SAPPORO-はどう変わったの?」と聞かれた時に、具体的にはまだ答えられないかもしれない。そこを、龍夜は今後考えていけたら良いかもね。
代表には「新店舗の代表」と「引継ぎ代表」の2パターンがあるけど、龍夜が代表になる場合はあゅむからの引継ぎ代表になるよね。この場合、ただ引き継いだだけだと代表を変える意味があまりないから、前体制の長所は残しつつ、龍夜自身のカラーも反映させて進化させていかないといけない。コピーではなく、アップグレードだね。
このバランスに悩む人が多いから、系列店で同じような経験をしたことがある代表たちに話を聞いてみたらいいかもね。
従業員の人数がなかなか増えない問題について
月:LEAGUE GROUPは明るい子が多かったって聞いたけど、ATOM-SAPPORO-は大人しい子が多いよね。今いる従業員たちのキャラを無理に変える必要はないと思うけど、従業員を増やしていくしかないな。
もしかしたら、明るくて元気な子も応募してくれていたのかしれないけど、ATOM-SAPPORO-の大人しい雰囲気と合わなくて辞めてしまってるのかもしれないよね。違うタイプのプレーヤーが増えていけば、それぞれの良さが引き立っていくと思うよ。
また、そういった陽キャを好むお客様の層も増えると思う。
ただ、ATOM-SAPPORO-の幹部補佐は役職以上の仕事を任されている部分が、もしかしたらあるかもしれない。だから、幹部陣が売上を作らせつつ、どうやってレベルアップしていくのか、任されている内容の意味をきちんと伝えて効率化できるかどうかが課題だね。これを乗り越えることができれば、ATOM-SAPPORO-はかなり伸びしろがあると思うよ。
あとは、系列店に在籍しているプレーヤーに話を聞くとか、グループの力も利用していったほうがいいね。売上200~300万の子たちは1,000万Playerの話を聞きたいだろうし、外部からの刺激が必要なことは今回の合同イベントで気づいたんじゃないかな。
2024年度の目標
龍夜:1,000万Playerという称号をやっぱり狙いたいんですけど、その上で少し葛藤があるんです。1,000万って貯めれば達成は出来るのですが、僕の立場的に「貯めて達成したけど、その代わり月間売上やナンバーが下がっていた」という結果だと、役職として店舗売上確保に貢献できていないだけでなく、周りからの評価も下がると思うので悩んでいます。
当然、両方を叶える力(組数だったりエースの数だったり)をつけることが必要なのは理解していますが、現状ではどちらかを選ぶことしか出来ない状態です。
今後「代表を目指す」上でどうすれば良いと思いますか?
月:うーん、めっちゃ難しい質問だな(笑)。
これはあくまでも個人的な意見だけど、龍夜は1,000万を狙ったほうがいいんじゃないかな?大きな理由として、自信につながるし龍夜自身の視野や考え方が一新すると思うから。
あとは、周り(外部)からの見え方も変わるからね。200~400万をアベレージで売るのって外部にはわかりづらいし、広告として打ち出し方も難しい。それだったら、1,000万を一度でも達成したほうが龍夜にとってプラス(外部的な要因として集客・求人・同業目線など)になることが多いと思うよ。
札幌のATOMに1,000万プレーヤーが2人いるって認知されるからね。
店のブランド力が上がれば、お客様の層も変わるかもしれないし、そういった面で従業員のためにもなる。ここで働く従業員も、箔が付いて嬉しいから辞めにくくなるんじゃないかな。
その目標に向かってブレずに進めるのなら、1,000万達成するために売上を溜める月があってもいいんじゃないかな。既存顧客だけに頼らず新しいお客さんを作り、組数でしっかりカバーして、月間売上でもお店を盛り上げたらいいと思う。でも、龍夜自身がどうしたいのかが重要だから、しっかり考えて自分の価値を上げていこう。
【しいな ゆづ 編】“覚悟と熱量”が足りなかった。お客様に気持ちを伝えることの重要性を痛感
合同イベントを終えた率直な感想
ゆづ:店舗が一丸となって売上バトルに臨むというのは、今回が初めての経験でした。しかし、僕は売上や組数で貢献することができなかったので、輪の中に入ることができなかったなと思います。
月:その「輪」というのは、具体的にどういう意味?
ゆづ:今回の合同イベントには、みんな覚悟や熱量を持って臨んでいました。そして、ホストとしての覚悟や熱量をどれだけ強く持っていたかは、売上や組数に反映されると思うんです。もちろん僕も全力で取り組んだのですが、結果を出すことができなかったので、他のメンバーと比べて覚悟や熱量が足りなかったのかなと思います。そういう意味で、僕はATOM-SAPPORO-の輪の中に入れなかったと感じました。
月:たしかに数字は大事。ただ、結局のところ「自分自身がどれだけ高い熱量を持っていたのか」だよな。どこか人任せになっている部分があったり、今はお客様を呼べないと諦めてしまっていたり、自分の熱量を出し切れていなかったのかもね。
ゆづ:そうですね。自分の熱量が低かったですし、それがお客様にも伝わっていたんだと思います。最低でもこの数字は達成するという消極目標はクリアできたのですが、それ以上を狙っていくハングリーさに欠けていました。
月:やっぱり、事前にお客様に対して自分の気持ちをしっかり伝えておくことが必要だよね。「なんでイベントに来てほしいのか」「なんでこのイベントで勝ちたいのか」を、明確に自分の言葉で説明しておかないといけない。その気持ちをお客様が理解してくれたら応援してくれるだろうし、ゆづが次のステージに上がるために必要なことだね。
それぞれの店舗の強みと弱み
ゆづ:ATOM-SAPPORO-の強みは、従業員同士の仲が良いことだと思います。
売上では負けてしまいましたが、シャンパンコールの一体感など、売上以外の部分では勝っていたんじゃないかと思います。
しかし、ATOM-SAPPORO-は仲が良い反面、学生の延長のようなノリになってしまっている部分があり、これはお客様からも指摘されることがあります。また、ATOM-SAPPORO-は未経験からホストを始めた人が多いため、他店のことをあまり知らないんです。だから、ある程度の結果が出ると現状に満足してしまう子が多いという点も、ATOM-SAPPORO-の弱みですね。
一方、LEAGUE GROUPさんの強みはイベントに対して強い意識を持って臨んでいることですね。お客様に熱量をしっかり伝えられていて、短い準備期間の中でも結果を出していました。あと、ヘルプの方が担当さんをすごく立てていて、お客様の立場で考えると気持ちの良い接客だなと思いましたね。
月:今後はどう成長していきたいと思う?
ゆづ:幹部に返り咲き、店舗を引っ張っていける存在になりたいです。今は後輩たちが頑張ってくれているのですが、これから追い抜いていきたいと思います。
【櫻井あゅむ 編】イベントで見えた課題は、店舗にとって大きな収穫。灯った火を絶やすことなく、次の目標へと突き進む
合同イベントを終えた率直な感想
あゅむ:合同イベントの話は前々から聞いていたんです。ただ、当初は12月の予定だったのですが、龍夜のバースデーイベント前に開催することになったので、だいぶ頭は抱えましたね。しかし、仮に龍夜が全力で参加していたとしても、結果的には負けていたので良い経験になりました。
僕もなんとか従業員に背中を見せることができましたし、みんなもそれは感じ取ってくれたんじゃないかと思います。あとは今回学んだことを活かし、どれだけ熱量を下げずに営業し続けられるかが重要ですね。
月:「良い経験になった」っていう言葉があったけど、具体的にはどんなこと?
あゅむ:従業員たちはATOM-SAPPORO-のことしか見えてなくて、他店さんのことや、札幌で自分たちがどういう立ち位置なのかを知る機会がないんです。ATOMグループ内でも、距離の問題で一緒に営業をして刺激を与えることが出来ないので、感覚がわからないんですよね。
今回の合同イベントによって、自分たちの実力や足りない部分を肌で感じたと思うので、それが一番良い経験になったんじゃないかと思います。
それぞれの店舗の強みと弱み
あゅむ:LEAGUE GROUPさんからは2店舗の上位ランカーが出場したと思うんですけど、しっかり応援してくれるお客様がついていることが強みだと思います。逆に、弱みだと感じたのは連携力ですね。特に、内勤力はATOM-SAPPORO-の方が高かったかもしれません。
また、ATOM-SAPPORO-の弱みは組数ですね。だから2日連続のイベントになると弱いんだと思います。
月:たしかにそうだな。逆に、組数があれば変われるから伸びしろとも考えられるよね。
あゅむ:そうですね。みんな一人はしっかり応援してくれるお客様を作れているので、やり方はわかっていると思うんです。あとは、その人数をいかに増やしていくかだけですね。
月:ATOM-SAPPORO-の代表として、今後はどう行動していく?どんな教育をしていきたいとか、従業員たちにどうなってほしいっていう想いがあれば教えて?
あゅむ:タイプの違うプレーヤーが増えてほしいですね。ゆくゆくは姉妹店も出店したくて、一方はゆとり。みたいなファッショナブルでイケイケなプレーヤーが集まるお店、もう一方は龍夜みたいな真面目で知的なプレーヤーが集まるお店という具合で展開していきたいんですよ。
月:(漫画「NARUTO」の)ナルトとサスケみたいな感じ?
あゅむ:まさにそうです(笑)!まずはそれぞれのプレーヤーが組数を増やし、200~300万の売上をみんなが当たり前に作れるようになって欲しいですね。
そのために一番重要なのが「現状に満足させないこと」だと考えています。最近は昇格・降格を厳しく査定するようにしているんです。
月:今回ヒアリングしていて、みんな店舗や自分自身の課題が見えてきていると感じたから、あとはどうやって良い方向に持っていくかだね。
みんなが偶然なのか必然なのか「熱量」というキーワードを口にしているから、どう活かしていくのか今後のあゅむに期待してるよ。
代表から従業員みんなへメッセージ
あゅむ:後悔しないように、やる気全開で取り組んでほしい。今回の合同イベントはタイミング的にも悩んだけど、これから俺たちが成長するために必要な挑戦だったと思うし、それぞれの収穫が多かったはずだから、決行して本当によかったと思う。だから、みんな更なるパワーアップに向けてどんどん挑戦していってほしい。
「自由にやって楽しんでくれ。ケツは俺が拭く」
【ATOM-SAPPORO-】
大阪出身。系列店Barスタッフから大阪アトム時代を経て代表へ
香川県出身。友達と一緒に入店、大阪アトム時代を経て札幌へ
兵庫県出身。大阪アトム時代を経て新天地札幌へ挑戦
北海道出身。コロナ禍で学校を辞め、新しいことに挑戦を決意
青森県出身。元プログラマーで、北海道への引っ越しを機にアトムの門を叩く
静岡県出身。北海道旅行でアトムの看板を見て入店
北海道出身。稼ぐ近道としてネットで調べた結果、アトムHPを見て入店を決意
MC:鏡 月(アトムグループ役員)