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「アウトロー&ダーティな唯一無二の店舗を作る」独自のビジョンでグループの小箱展開戦略を牽引するキーマン、ATOM -Travis-代表・龍聖に直撃インタビュー!

2024/09/13

ATOM本店の運営・アドバイザーから、新店舗「ATOM -Travis-」の代表に就任した龍聖

 

自身の持つ数々の壮絶な経験から、独自のアウトローでダーティな色合いを持った店舗として、ATOM -Travis-を作り上げ、前身であるATOM -WHITE-に比べて大きな売上を上げる店舗にまで育て上げた、その手腕と唯一無二のビジョンを、余すところなくお届けします!

 

ATOM本店アドバイザーから、グループの小箱展開戦略の先頭に立つATOM -Travis-代表へ就任した龍聖

 

——以前のインタビューでは、ATOM本店アドバイザーとしての教育・マネジメント論をお聞きしましたが、今回は新店舗「ATOM -Travis-」の代表に就任したと聞いております。どのような経緯でしたか?

 

龍聖:僕って、やっぱりトップで仕事をしていたい性格なんです。そして現在、ひろむん総社長が就任し、アトムグループが100億円企業を目指す上で、小計3000万円をアベレージで売り上げる小箱を多数展開する取り組みは重要なミッションとなっています。

そうした中で、小箱展開のノウハウについては僕自身、ATOM -TOKYO-の代表経験もあり、ひろむん総社長が求める「大阪ミナミをジャックするための小箱展開戦略」の先頭に立って、ミッションを進めていける自信があったので、今回チャレンジを買って出たところがありますね。

 

——小箱で小計3000万円のお店を作って分店を続ける、というミッションには、圧倒的な自信があるということでしょうか?

 

龍聖:そうですね。ただ、僕が目指しているのはもっと高い目標で、月間1億円を売り上げる小箱を構築した上で、分店を続けていきたいという想いがあります。今のグループNo.1を走るATOM -ROYAL-にも負けない売上作りが小箱でもできるということを証明し、「箱の大きさは売上に関係ない」という実証をしたいと考えているところです。

 

——素晴らしい志ですね!小箱のメリットでいうと、どんなことが挙げられますか?

 

龍聖:小箱のメリットといえば、やはり従業員ひとりひとりを丁寧に教育してあげられるということが挙げられますね。「こいつの面倒を見てあげたい」と思える子達を、しっかりと鍛え上げるマネジメントを行うことができるので、店全体で一丸となって高い目標を達成できる最強店舗作りを推進できるのが、とても大きな魅力だと思います。

 

ATOM本店アドバイザー時代の葛藤…3回目の代表職へのチャレンジと意気込みとは?

ATOM本店アドバイザー時代の葛藤…3回目の代表職へのチャレンジと意気込みとは?

 

——ATOM本店でのアドバイザー時代には、運営陣 vs 現場のような構図になり、苦労もあったというのはひろむんYouTubeでも上がっていたかと思いますが、その辺りの教訓はいかがでしょうか?

 

龍聖:そうですね、ATOM本店のアドバイザーを経験して得た教訓は「人間って難しいよね」というものです。誰よりもATOM本店の子達を強くしたい、という想いは強く持っていたと思うのですが、ATOM本店は100坪を超える大箱ということもあり、見なければいけない従業員の人数も多く、自分の意図を100%浸透できたかというと、必ずしもそうではなかったというのが現実でした。

ATOM本店の代表の愛斗についても、僕としては最高のパートナーでいてあげたかったのですが、彼のやりたいことに対して、結果的に僕が、親心でブレーキをかけすぎていたのかなという反省もあります。

 

——ATOM本店アドバイザーとしての経験を踏まえて始まった、今回のATOM -Travis-代表としてのスタートについては、どういう経緯で決まったのでしょうか?

 

龍聖:もともと、アドバイザーの頃も、ATOM本店とATOM -Travis-の前身であるATOM -WHITE-の2店舗の管轄だったので、「自分が代表になればATOM -WHITE-を絶対にもっと伸ばすことができる」という肌感を感じていて、ATOM -WHITE-のリノベーションを本格的に行うと決まった時に、新店舗として作り直す代表をやりたい旨を伝えたような流れですね。

 

——ATOM -TOKYO-で代表経験がある、というお話がありましたが、龍聖くんは過去に幾度か代表を経験されていると聞いています。その辺りの流れも教えてください。

 

龍聖:僕は今回のATOM -Travis-で、実は代表経験が3回目なんです。ATOM -TOKYO-の前身として、Club -Bambi-という10卓程度の小箱があって、そこで代表を経験し、その後に拡大移転したATOM -TOKYO-で2回目の代表を行い、大阪に拠点を移して、ATOM本店のアドバイザーを経験した後に、現在のATOM -Travis-代表に就任した経緯があります。

 

——そうした経緯もあり、小箱の代表としての仕事は得意というところがありますか?

 

龍聖:そうですね。小箱の特性を100%活かすノウハウについては、自分の中で確固たる方法論を持っている自信はあります。

やっぱりプレイヤーの皆は、大箱の華やかな代表に憧れる傾向があると思うんです。でも、大箱の代表をやるとなると、圧倒的な売上・ブランディング・人間性・カリスマ性など、さまざまな要素が必要になってきて、非常に難しいポジションでもあります。その点、小箱の代表というのは狙いやすいポジションです。

だからこそ、小箱の代表をこれから多数育てて分店していく畑として、ATOM -Travis-を伸ばし、次なる小箱の代表を量産していく土台を作る方に僕は賭けていきたいと考えているところですね。

 

——小箱の方が従業員を管理しやすいというお話がありましたが、具体的にどんな風にマネジメントしているのでしょうか?

 

龍聖:具体的には、その日に出勤してきた時の従業員ひとりひとりの仕草や表情など、細部まで観察して、気になった子達には声をかけていく、という作業を徹底しています。そうした細かな従業員のモチベーション管理は、ATOM本店のような50名程度の大箱では、やはりやりにくいところがありますね。その点、20名〜30名程度の小箱は、従業員にしっかりと目をかけてあげられるので、代表のマインドも浸透しやすく、マネジメントしやすいのが良いところだと思います。従業員それぞれの特性や性格も掴みやすいので、適材適所のフォローアップもやりやすいです。

 

ATOM -Travis-の「ダーティでアウトロー」な、異色ブランディングの狙いとは?

ATOM -Travis-の「ダーティでアウトロー」な、異色ブランディングの狙いとは?

 

——ATOM -Travis-は、これまで「ホストっぽくない」と言われることが多いアトムグループの店舗ブランディングとはちょっと違う、「刺激的なホストクラブ作り」を目指していると聞いていますが、どんな工夫をされていますか?

 

龍聖:自分が代表をやるからには、これまでのアトムグループにはなかった異色なカラーのお店作りをしたいと思っていて。今までのアトムグループのホストクラブのイメージは「キラキラしていて綺麗」といった印象が強かったと思うので、ATOM -Travis-はもっと「ダーティでアウトロー」といったブランディングを意識しています。

 

——なぜ、ATOM -Travis-をダーティでアウトローなブランディングにしようと思い付いたのでしょうか?

 

龍聖:これは、僕の感覚なのですが、泥臭く、かつ、アウトローな雰囲気のホストクラブになると、必然的に「陰キャラが少なくなる」という印象があるんです。ヤンチャな奴って、「元気な陽キャラが多い」と思いませんか?活気のあるホストクラブを作る上で、元気さってとても大事な要素です。

あとは、アウトローな世界観が好きな人間は根性論で頑張る馬力のある奴が多いと思っています。ヤンチャやっていた子達は、たとえイケメンでなかったとしても、「絶対に負けない・売れてやる」という強い野心を持っている子も多くて。

そういう子達を従業員として集めると、お店の熱量がどんどん上がって、集まってくるお客様も、自然と「ホストクラブを楽しみたい!」という、明るくて容姿の良い、陽キャラの女の子達が増えていきます。静かで大人しい子や、ぴえん系のような女の子は少なくなるってことです(笑)。

そんな環境が出来上がると、初回にも、ホストで元気に遊び慣れている子やインスタグラマーのような、明るくて可愛い、映える女の子達が増えていくんですよね。

そうすると、働くプレイヤーの子達がめちゃくちゃテンションが上がっていくんですよ。それで「今日も可愛い子が来るチャンスがあるかも」という希望が従業員達に芽生えて、結果的にプレイヤーのパフォーマンスも上がり、離職率も下がるわけです。

そうしたところまで狙って、敢えて、これまでのアトムグループにはない、ダーティかつアウトローなブランディングコンセプトを、ATOM -Travis-は目指しているところがあります。

 

——前身の店舗であるATOM -WHITE-の時代と比べて、ATOM -Travis-の従業員や客層にも変化は出てきていますか?

 

龍聖:ブランディングをガラッと変えてからは、狙い通り、着実に映えるお客様が増えている印象がありますね。ATOM -WHITE-の頃は、大人しいお客様が多い傾向があったのですが、最近はイケイケなお客様がどんどん増えています

従業員に関しても、ヘアメイクは自分でやってもOK、私服出勤OKというラフな独自ルールを設けていて、自分の個性を活かした活躍をする陽キャラの子達が増え、活気が出てきていますね。

 

人生に難のある子達を救う場所にしたい、そんな志を持った龍聖の壮絶な過去のバックグラウンドに迫る!

人生に難のある子達を救う場所にしたい、そんな志を持った龍聖の壮絶な過去のバックグラウンドに迫る!

 

——ATOM -Travis-には、どんな従業員が入って欲しいですか?入店を考えている子達にメッセージをお願いします。

 

龍聖:ATOM -Travis-は、「勝ちたい」「負けたくない」という根性のある、気合の入った陽キャラの子達を募集しています。ダーティでアウトローなホストクラブというコンセプトに共感してくれる子達、可愛いお客様をたくさん接客して成り上がりたい子達にも、どんどん入ってきて欲しいですね。

あと、これは僕のバックグラウンドにも紐づいた話なんですが、人生に難のある子達を救う寺子屋みたいな場所にしたいという想いもあります。ちょっと、人の道を外れてしまったけれど、これから頑張って人生を再起させたいという子達に、チャンスを与える場所として、ATOM – Travis-を活用してくれたら嬉しいですね。

 

——人生に難のある子達を救う場所にしたい、という想いは、どんなバックグラウンドから出てきているのでしょうか?

 

龍聖:僕って、めちゃくちゃイケメンなわけでもないし、接客がすごく上手いというわけでもありません。僕がここまで勝ち上がって来れた理由って、ほんまに気持ちひとつ、根性だけなんですよ。

僕自身、若い頃には何度も警察にお世話になって、鑑別所や少年院に入った苦い経験もあります。両親が関西のアウトローな家系だったこともあり、当時はかなりヤンチャしていましたね。

ただ、本職のアウトローにはなりたくなくて、先輩達が現場仕事を始めていたので、僕も15歳から内装業をやり、5年間親方の元で修行して、建築業を企業するために10名ほどの従業員を抱えて20歳くらいで独立したんです。そこで一旦は成功して、めちゃくちゃお金を持てるようになりました。

仕事がうまくいっていたこともあり、当時の彼女と結婚しようと思い、順風満帆だったのですが…ものすごい裏切りに遭いまして。

 

——どのような裏切りにあったのですか?

 

龍聖:経理や金庫管理などのお金関係の仕事を彼女に任せていたのですが、7000万円くらいの資産を持ち逃げされてしまったんです。それがきっかけで事業も畳むことになり…。

家族のやっていたアウトローな仕事には絶対に戻りたくなかったのと、今のままではロクな大人にならないと思い、環境を変えたいと考えて、携帯電話も家も解約して、実家に手紙だけ書いて、お金も10万円しか持たずに、キャリーバックひとつで東京に出たんですよ。

 

——大変な裏切りから、思い切った行動で関西から東京へ…なぜ東京を選んだのですか?

 

龍聖:建築業を営んでいた頃に、東京の方から仕事をもらったり、出張に行ったりしていたので、最悪その伝手を辿っていけば食べていけるのでは、と思ったんです。

それで、東京駅について、携帯も何もないので、とりあえずタクシーに乗って、「運転手さんの一番好きなところへ連れていってください」と言ったんですよ。そうしたら、歌舞伎町の交番の前で下されました(苦笑)。

宿もないので、歌舞伎町のゴジラ前あたりのホテルに泊まって…ただ、残り予算は5万円くらいしかなくて、とにかくお金を増やそう!と思い、マルハンのパチンコに入って勝負したのですが…なんと4万7000円負けたんです(笑)。

 

——残り予算3000円!かなりのピンチですが、そこからどうしたのでしょうか?

 

龍聖:パチンコ打ち続けてめちゃくちゃ腹が減っていたので、意気消沈しながら近くの大阪王将に入り、やけ食いをしました。そうしたら、気づいたら手元のお金が1000円もなくなってしまいました。ああ、ほんまに人生終わった、と思いましたね(笑)。

延泊するお金がないので、ホテルをチェックアウトしなければならず、途方に暮れて、歌舞伎町を歩いていました。そうしたら、キャッチのお兄さんに声をかけられまして。これはもう、こいつに頼るしかない!と思い、とにかく今すぐできる仕事を紹介してくれ!と伝えたところ、スカウトの人を紹介してくれて、何も知らずに辿り着いたのが、ATOM -TOKYO-の前身であるATOM -Bambi-だったんです。

その時に面接をしてくれたのが、ATOM -TOKYO-の社長から現在はグループのエリアマネージャーに昇格したひかるくんでした。

 

——アウトローな関西の環境から東京への逃避行、そして所持金がほとんどなくなる壮絶な経緯から、アトムグループでのキャリアがスタートしたのですね…!

 

龍聖:そうなんですよ。だからこそ、人生に難のある子達にも、手を差し伸べてあげられるような環境をATOM – Travis-では用意してあげたいと思っているんです。

僕自身、ホストになりたての頃は、女の子からお金を巻き上げる仕事のようなイメージがあったので、ホストそのものに偏見がありましたし、用意してもらった住環境も、シングルのマットレスひとつで、このまま成り上がっていけるのかめちゃくちゃ不安はありましたね。

でも「ここで諦めたら元のアウトローな暮らしに戻ってしまう」と思い、本当に気持ちひとつで、がむしゃらに頑張ったんです。そこから入店2ヶ月でNo.1を獲って、9ヶ月連続でNo.1を獲り続けました。そこからATOM -Bambi-の代表になり…と、先ほどお伝えした通り、合計3回に渡って代表をやるキャリアを積んできたので、そうした苦労も含めて、これからの可能性を持っている若いヤンチャな子達にも、成功する未来を見せてあげたいと思っているんです。

 

ATOM -Travis-は大箱にも負けない小箱として、2025年分店に向けて挑戦を続けていく

 

——最後に、2025年に向けて、ATOM -Travis-の目標を教えてください。

 

龍聖:まずは、2024年内に、アトムグループの小箱部門であるCブロックを制覇することが第一目標です。そこから、中箱のBブロック、大箱のAブロックにも負けない売上を上げていくことが次の目標ですね。そして最終的には、2025年を目処に一回目の店舗展開を成功させたいと考えています。その上で、最高な形で次世代の後輩に代表のバトンを渡してあげたいですね。

なお、まだ先の話ですが、将来の目標としては、ATOM -Travis-での小箱展開戦略を成功させた後に、他事業を含めたホスト以外の業態でも事業を立ち上げて成功させていきたい夢があります。

ATOM -Travisの快進撃はまだ始まったばかりなので、ぜひ、まだ見ぬたくさんのヤンチャな男の子達に、うちの店で働いて欲しいですね。求人応募のご連絡お待ちしております!

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