1000万Playerinterview

1,000万を達成した要因や組織づくりの課題とは?強豪店舗で活躍する二人が初対談!

2023/11/29

全国で店舗展開を行っているアトムグループのなかでも、トップクラスの実績を残しているATOM-UMEDA-とATOM-ROYAL-。そんな両店から、柊咲あいすさん(ATOM-UMEDA-/代表取締役)星七さん(ATOM-ROYAL-/副主任)にお越しいただき、対談形式のインタビューを実施しました!

 

同い年で入店時期も近く、共通点の多い二人はどうやって売上1,000万Overという壁を乗り越えたのでしょうか。また、さらなる高みを目指すためにどんな課題に取り組んでいるのでしょうか。アトムグループ役員である鏡月さんをMCに迎えた貴重なインタビューを、ぜひ最後までチェックしてみてください。

 

常に高い熱量を維持できるかどうかが、目標達成の鍵

 

──売上1,000万円を達成できたきっかけは何でしたか?

 

星七:これまで、自分は売上が高い月でも100万円くらいだったんですけど、今年急激に伸びたんです。なかでも、一番大きなきっかけは3月に行ったバースデーですね。正直、今年頑張ってうまくいかなかったらホストを辞めようと考えていて、ひろむん社長にもその気持ちを伝えていたんです。そうやって背水の陣で臨んだ結果、応援してくれるお客様とのご縁に恵まれ、ついに1,000万円を達成することができました。

 

あいす僕の場合は「なんとしても1,000万を達成する」という強い意志ですね。当時、ATOM-UMEDA-の月間店舗売上が1億5,000万円を突破したんです。嵐優季さんが6,400万Over、桜風春道さんが4,100万Overという凄まじい結果を残し、自分自身のモチベーションも上がっていました。しかし、次月には嵐優季さんがランキングをあがったため、「次は自分たちがお店を引っ張っていかなければならない」という意識が強く芽生えたんです。

 

そこで、当時1,000万を狙うための計画は立てていなかったのですが、その熱意をお客様に伝え、従業員たちの協力もあった結果、1,000万を達成することができました。

 

ライト:あいすが1,000万を達成したとき、お客様には具体的にどんなことを伝えたの?

 

あいす「自分が1,000万を達成できなければ、ATOM-UMEDA-は本当に後がなくなる」と正直に伝えましたね。その結果、お客様が正直な自分の気持ちに寄り添ってくれて、応援してもらうことができました。

 

ライト:見栄を張るんじゃなくて、正直な気持ちを話すって大切かもな。「自分の弱みを見せられないプレイヤーは成長しない」って、ひろむん社長もよく言ってることだよね。お客様はもちろん、従業員にも自分の弱みを見せられることで、応援したいっていう気持ちが出てくるもんな。

 

とはいえ、あいすも売上が200~300万くらいで、次は500万の壁を突破することが難しい時期があったと思うんだよね。今その段階にいるプレイヤーたちが現状を打破するために、どんなことをアドバイスする?

 

あいす正直な気持ちを話すと「本気で500万を狙う意志が弱い」と感じますね。仮に自分のアベレージが300万だったとしたら「絶対に今月は500万を突破する」という熱量を持っていないと、目標達成は難しいと思います。

 

売上が300万程度あると、給料も確保されているから現状に満足してしまう子もいるんですよね。自分の目標に対して120%の熱量を持てるかどうかが、成功の鍵だと思います。ドラゴンボールのスーパーサイヤ人みたいなイメージですね(笑)。

 

星七僕もそうやって目標に取り組んでいましたが、徐々に給料を持って帰ることが目的ではなくなっていきましたね。自分のなかで設定したノルマを達成できたら、ようやく今月も仕事をしたと思えるようになりました。

 

先月(2023年9月)でいうと、営業日が残り2日の時点で売上が約450万だったんです。しかし、最後まで1,000万を達成するという気持ちを持ち続けた結果、ギリギリで達成することができましたね。

 

ライト:正味、自分の給料だけを考えるのであれば、売上950万でも十分。でも、それは違うわけで、1,000万円という実績や自分が立てた目標を達成できたっていう自信が欲しいんだよね。

 

給料以外でモチベーションアップにつながる“何か”とは

 

ICE

 

星七:先月、僕のモチベーションにつながったのは店舗売上ですね。締め日の段階で目標を達成できていなかったので「絶対に自分が貢献する」という気持ちで営業に臨んでいました。そして従業員全員で一丸となった結果、月間店舗売上1億円という数字を達成することができました。

 

ライトATOM-UMEDA-とATOM-ROYAL-って、どちらも“総合力が高い店舗”っていうところがすごいよな。上層部だけが売っているわけではなくて、下の子たちも満遍なく売っているよね。

 

あと、両店とも素晴らしいのが「売上ゼロのプレイヤーがいない月がある」っていうこと。これは本当にすごいことだよ。「少額でもいいから絶対に売上を立てる!」という意識が従業員全員に根付いてるんだろうね。

 

星七:ATOM-ROYAL-は、100~200万を超えている子が多いんですよ。先月もランキング11位くらいまでの子は小計200万を超えていて、20位以下でも100万を超えている子がいるんです。

 

ただ、先程のお話にも出ましたが、売上100~200万のプレイヤーがワンランク上のステージに上がることが難しいという課題がありますね。

 

ライト:ホストを始めた頃はたくさん給料をもらいたいという目的があるけど、ある程度の売上を持っているプレイヤーって、正直お金には困ってないんじゃないかと思うんだよね。そこからさらに上を目指したいと思うには“給料以外にモチベーションが上がる何か”が必要になってくるよね。

 

あいす:“モチベーションが上がる何か”については、僕の中で明確に答えがあります。まずはATOM-UMEDA-を100人規模のお店にして、系列店を2~3店舗増やしたいんです。そのために支配人以上の役職を4階級設けたのですが、新店舗の代表や運営陣は、その4階級の役職に就いている子から選任します。

 

つまり、これらの役職に就くことができれば、新店舗で代表になれるかもしれないんです。現状よりも売上が上がれば、給料以上の価値を手にすることができるという環境を整えていますね。

 

ライト:たしかに、それはモチベーションが上がる理由になる。個人に対する施策というより、全員の夢をひとつの方向に集約してるんだね。愛があるし、夢もあるな。

 

あいす:また、僕が代表をあがる頃には、店舗売上がアベレージで安定していて、従業員数も100人規模になっている状態で次期代表にパスしたいと考えています。そのために、広報部や人事部、経理部などの組織づくりを行い、誰が代表をやってもしっかり結果が出る体制を整えているところです。もちろん、一筋縄ではいかない課題ですけどね(笑)。

 

星七:従業員を増やすのって本当に難しいですよね。入店してもらうのもそうですが、退店防止もATOM-ROYAL-の課題のひとつです。

 

ライト結局、従業員の増加や定着につながるのが、あいすが言っているような「夢」じゃないかな。今、アトムグループは「年商100億円」というビジョンを掲げているけど、目標を達成するためにどうやったら全員のモチベーションが上がるかを考えている。そして、アトムグループが一丸となって目標を達成し、その結果として従業員たちの給料も上がるのが、会長の夢のひとつでもあるんだよね。

 

この構図を店舗単位で行っているのが、ATOM-UMEDA-だと思う。従業員数100人で、店舗売上アベレージ1億円を目指して取り組んでいるからね。やっぱり従業員の心を動かすためには、みんなで目指せる「夢」があるかどうかが重要だな。

 

ルールを作ったり、待遇面を改善したりすることも大事だけど、具体的な目標を掲げて従業員たちの心に火を点けていったほうが成長するし、退店防止にもつながると思うよ。

 

結果が出ずに落ち込んでいるときは、ひたすら寄り添うことが重要

 

SENA

 

星七:初めて売上100万円を達成できたケースとか、一度うまくいった後に結果が出なくなると、辞めたいと言い出す子って多いと思うんですよね。これって、売上が上がった時に行っていた努力をサボってしまったことが大きな要因だと考えているんです。一度売れた後に落ち込んでしまった子に対して、どう対応をすればいいのか知りたいですね。

 

ライトその状態から抜け出すには「仲間に助けてもらう」しかないと思う。自分もちょっとサボってしまった時期があって、人生で初めて病んだ時があったんだよね。そのときは1週間休みをもらって地元に帰ったんだけど、5日くらいで大阪に戻ってきたかな。

 

それでお店に出勤すると、今まで自分が落ち込んだことがなかったから、仲間がすごく心配してくれたんだよね。具体的に何かをしたとかではなくて、仲間がひたすら寄り添ってくれたおかげで立ち直ることができたな。

 

あいすは何か聞きたいことはある?

 

あいす:今、ATOM-ROYAL-って幹部補佐以上の役職は何人いますか?

 

星七:幹部補佐5人、主任2人、プレイングマネージャー1人と代表取締役ですね。

 

あいす:代表とプレイングマネージャー以外で7人なんですね。というのも、ATOM-UMEDA-は役職が14人いるので「自分がやらなくても、誰かがやってくれるだろう」という思考になってしまう場合があるんです。その結果、同じ役職同士でも熱量に差が生まれて、不満が出てしまうという問題があるんですよね。

 

ライトこれは会長が言っていたことで個人的にも賛成してるんだけど、一度でも売上が100万円を超えたら、幹部補佐に昇格させるのはどうかな。幹部補佐に上がってからの行動が重要なのであって、そこで頑張れないプレイヤーは降格するっていう条件にしてもいいと思うんだよね。

 

一度幹部になったことで「自分はもう落ちないだろう」という慢心につながることが良くないからな。それに、降格したプレイヤーは悔しいから、もう一度結果を出すために成長するだろうしね。

 

周囲を鼓舞し、自分にもプレッシャーをかけられるプレイヤーは貴重

 

ICE SENA

 

ライト:星七から見たATOM-ROYAL-の課題って何だと思う?

 

星七ATOM-ROYAL-の課題だと思うのは「ホストとして結果にこだわるプレイヤーが少ないこと」です。ホストである以上は数字にこだわるべきだし、結果を出したいという熱量を持っているプレイヤーがもっと増えてほしいですね。

 

従業員同士が仲良いことや、代表の夢來さんをはじめとした運営陣の人柄が優しいことは魅力ですが、イベントで勝負するときにも馴れ合いの雰囲気が漂っているのは課題だと思います。

 

あとは、自分にプレッシャーをかけられる子が少ないという点も気になりますね。例えば、マイクで煽るようなコメントをする場合がありますが、あれは自分にプレッシャーをかける意図もあるんです。自分で自分を鼓舞できるプレイヤーが増えれば、ATOM-ROYAL-はさらに成長すると思いますね。

 

ライト:星七自身の課題は?

 

星七SNSの発信力が課題ですね。今はTikTok LIVEでの発信などにも力を入れていますが、今まで億劫で避けていたことにも、しっかり向き合う必要があると思います。

 

ライト:ATOM-UMEDA-の課題はどう?

 

あいす現状の課題はたくさんありますが、強いていうなら「自分の熱量が従業員全員に伝わりづらい」という点ですね。というのも、ATOM-UMEDA-が40人規模だった頃は、代表の熱量が店全体に行き届いていたんです。しかし、人数が増えたので僕が何かを発信しても、下にいくにつれて熱量が減った状態で伝わってしまうんですよね。ある程度の組織づくりはできていますが、うまく機能していない点は改善する必要があります。

 

また、星七くんの話にも出ていた“周囲を鼓舞して自分にもプレッシャーをかけられるプレイヤー”が、ATOM-UMEDA-にもいないんです。自分が代表になった今、周囲を鼓舞してくれる存在のありがたみを痛感してますね。

 

ライト:代表が、いわゆる“嫌われ役”のようなポジションを担うのは難しいもんな。組織づくりとして、そういうプレイヤーの存在は重要だね。

 

あいす:今の座右の銘は「嫌われない努力」なんです(笑)。全員に好かれる努力をするよりも、嫌われない努力をしていこうと思っています。それと「マウントを取らない」という2つが、僕が意識していることですね。携帯の待ち受け画面に設定して、いつでも目に入るようにしています。

 

ライト:座右の銘を考えるのっておもしろいよね。座右の銘とは違うかもしれないけど、俺はチームの子たちに「先輩に好かれる後輩になるな。後輩に好かれる先輩になれ」って伝えてたな。

 

というのも、例えば分店したいタイミングになったときに「○○さんについていきます!」と言ってくれる後輩たちがいないと、分店はうまくいかないよね。

 

それに、後輩から好かれる先輩になっていたら、人間性が好きだから売上が落ちてもついてきてくれる。逆に、自分が出世して言いたくないことも言わないといけない状況になったとしても、「本当はこんなこと言いたくないんだろうな」という本心を後輩たちが察して、フォローしてくれるんだよ。

 

先輩とご飯に行くのは楽しいし、勉強になることが多いかもしれないけど、俺は後輩たちにも時間を使ってあげてほしいと思うな。

 

その店舗で幸せな未来を想像することができれば、代表を目指したいという感情は自然に芽生える

 

ICE SENA

 

あいす:ATOM-ROYAL-はどんな目標を立てているんですか?

 

星七:代表の夢來さんが一貫して言い続けているのは「ミナミで一番ドラマチックな店にしよう」ということですね。これまで全く売れなかったホストが劇的に売れたり、運営陣の誰も予想していなかった額の売上を記録したりするような、夢のある店舗を目指しています。

 

以前は、ミナミで一番流行っている店をつくろうと取り組んでいましたが、ただ売上や組数が多ければいいわけではないと思うので、“流行っている店”の定義が難しいんです。そこで、ひろむん社長が「ミナミで一番可能性を見出せる店舗になろう」と言ったことが始まりでしたね。

 

自分も可能性を信じて行動し続けた結果、応援してくださるお客様に出会うことができました。自分が望む結果は、本気で可能性を信じて行動している人にしか訪れないと思いますね。

 

また、僕からあいすくんに質問したいことがあるんですけど、あいすくんは元から代表まで上がるつもりで役職に就きましたか?それとも、役職が上がるにつれて代表になりたいという気持ちが芽生えましたか?

 

あいす結論から言うと、代表や役職に就くことは目指していませんでした。しかし、役職が上がるにつれて責任感も増しますし、何よりも「可愛い後輩たちの居場所を守っていきたい」という気持ちが強くなっていったんです。この気持ちを持って行動し続けていたら、気づけば代表に就任していたという流れですね。

 

ただ、“そのお店で頑張りたいと思える何か”を見つけることができれば、代表になりたいという感情は自然に芽生えると思います。

 

僕は、幸せな未来を想像できない店舗で働きたくないんですよ。ATOM-UMEDA-は、“ホストを続けた先にある幸せな未来”を提示している店舗だから代表を引き受けたいと思いましたし、そんな店舗を作り上げた嵐優季さんを、心から尊敬しています。

 

参考記事:嵐 優季インタビュー(ATOM-UMEDA-・ATOM-CLEAR-/プロデューサー)

https://atom-group.jp/magazine/yuki-arashi-2/

 

ライト:最後に、今日の感想を教えてもらえるかな。

 

星七:今日はATOM-UMEDA-の考え方や施策などを聞くことができて、新鮮な視点で物事を考えることができました。今日得た情報を、どうやってATOM-ROYAL-の店づくりに活かせるか早速検討していきたいですね。


あいす:今日の対談を通して、他店で幹部になっている方がどんな熱量を持って仕事に取り組んでいるのかを知ることができました。今年も残り僅かとなりましたが、残り期間を全力で走り抜けられるように、ATOM-UMEDA-の従業員をしっかり鼓舞していきたいと思います。本日はありがとうございました!

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