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内勤として成長するために必要な心構えとは?マネージャーとして2店舗を管轄する“ええやつ”に直撃インタビュー!

2024/05/25

ホストクラブの円滑な運営には、プレーヤーをサポートする内勤の存在が不可欠。内勤がしっかりと店舗の土台を支えることができれば、プレーヤーはより良いパフォーマンスを発揮できるため、非常に重要な役割がある仕事です。

 

そこで、今回はATOMとATOM-WHITE-のマネージャーとして活躍されているマスさんに、内勤として成長するために必要な心構えや、店長になるために重要な要素などをインタビューしました。マスさんがアトムグループに入った経緯や、内勤の師でもある城山晧さんとのエピソードについても迫りましたので、ぜひ最後までご覧ください!

 

先輩から上に立つ者の姿勢を学んだ。自覚と責任感を持ち、各方面でディレクションを行う

——現在の職務内容を教えてください。

 

現在はATOMとATOM-WHITE-のマネージャーで、2店舗を行き来して仕事に取り組んでいます。主な仕事としては、店長やチーフの教育、両店舗を円滑に運営するためのディレクション、グループイベントでは内勤全体の指揮などがあります。業者とのやり取りや備品の発注など、細かい作業も行っていますね。内勤業務自体はあまりやっていないので、身体より頭を動かす仕事が多いです。

 

ATOM-WHITE-は、以前までマネジメントができる人材がいなかったので、そこを主にサポートしていました。しかし、現在はりゅうせいが代表取締役に就任したので、代表の意向を実現できるようにサポートできればと考えています。

 

ATOMに関しては店長がしっかりしていますし、代表取締役の咲夜愛斗がやりたいことを実現するために、各方面でディレクションを行っています。代表をサポートするうえで、やりたいこととやってはいけないことの線引きが重要だと考えていて、一線を超えそうな場合は軌道修正するようにしていますね。こういった微調整が、マネージャーとしての大きな役割かもしれません。

 

——最初はアルバイトとしてアトムグループに入ったんですよね?

 

そうですね。元々、僕は系列のバーに応募したのですが、そのバーとATOMのどちらで働きたい?と聞かれたので、どちらでもいいですと答えたらATOMで働くことになりました(笑)。

 

当時、内勤は城山晧さん(現:アトムグループ執行役員)と、週3くらいで入っているバイトの子と僕の3人だけでした。その半年後くらいに、たくちゃん(世紀末リーダーたかし)が入店したんですよね。

 

——そこからアトムグループにコミットするようになったきっかけは何だったんですか?

 

元々、僕は週1くらいしか出勤していなかったんですよ。そこから現在のATOM本店に移って、城山想さん(現:アトムグループ執行役員)のバースデーイベントがあったんです。そのタイミングでたくちゃんとバイトの子が出勤できなくなったんですよね。そうなると内勤は晧さんだけになってしまうので、これはまずいと思って僕の出勤日数を増やしました。

 

最終的に、入店してから1年後くらいにレギュラーになりましたね。

 

——晧さんとは師弟のような関係と伺ったのですが、内勤としてどのようなことを教わりましたか?

 

晧さんは、言葉で教えるタイプの方ではないんですよ。背中を見て学べ!というタイプですね。あと、晧さんって基本的に怒らないんですよね。僕は怒られた記憶がないですし、ミスをしたとしても、晧さんは「自分がきちんと見てあげられなかったのが悪い」と言うんです。

 

こういった部分から、上に立つ者としての姿勢を晧さんから学びましたね。従業員のミスは自分のミスだと考えられるようになりましたし、もし晧さんの下で働いていなかったら、僕は今の考え方で働けていなかったかもしれません。

 

それと、後輩の可愛がり方は晧さんから学びました。僕は元々、後輩という存在が好きではなくて、後輩の面倒とか見たことなかったんですよ(笑)。年下より年上と遊ぶことのほうが多かったので、後輩にどう接すればいいのかわからなかったんですよね。

 

だから、晧さんが僕にしてくれたことを、そのまま後輩にもしてあげるようにしました。そしたら、みんなすぐに懐いてくれるようになりましたよ(笑)。

 

——具体的に、晧さんはどんな接し方をしてくれましたか?

 

とにかくたくさん遊んでくれますね。晧さんと一緒に働いていたのは5年前くらいなので、今は業務の接点が少なくなったんですけど、今でもプライベートの時間を一緒に過ごすことは多いですよ。

 

——晧さんとの印象的なエピソードはありますか?

 

晧さんは「自覚と責任感」という言葉をよく使っていたんです。自分の立ち位置に自覚を持ち、その役割を責任もって果たすことが大事という意味で、今でも記憶に残っていますね。これは僕に対して言った言葉ではないんですけど、晧さんは僕にも聞かせたいのかなと思って、自分に当てはめるようになりました。

 

この手法は僕も使うようになって、ひとりの従業員に対して言っているけど、周りの従業員も自分に当てはめて聞いてほしいと思いながら話すことがありますね。

 

内勤として成長するために必要な心構えとは

内勤として成長するために必要な心構えとは

 

——内勤として働くうえで重要な要素や、心構えについて教えてください。

 

「自責思考」ですかね。他人のせいにした時点で、成長が止まってしまうじゃないですか。上の立場であればあるほど、この思考は重要だと思います。

 

あとは、何か挑戦をする時に「NO」から入らないでほしいですね。難しい課題に直面したとしても、最初に否定から入るのではなく、どうすれば乗り越えられるのかを考えてほしいです。

 

例えば、会議で意見が分かれることってありますよね。その時に、意見が分かれたから実現できないと考えるのではなく、お互いが実現したい本質の部分を抜き出して、ふたつの案を合体することで実現させるということをよくやっています。

 

——内勤の教育について意識しているポイントを教えてください。

 

ポジションによって違いますね。例えば、店長の場合は「どうやって進めていこうと思ってる?」と聞きます。その回答の中にリスクになりそうな部分があればヘッジしていきますし、改善できるポイントがあれば提案していくという流れです。ただ、ベースとしては本人の意向に沿いたいと考えているので、その意向をしっかり実現できるようにフォローしています。

 

——代表との話でもありましたが、本人の意向をとても尊重していますよね。

 

そうですね。僕のやり方が100%合っているわけではないですし、正解がない仕事じゃないですか。だから、一番責任を持って仕事をしてくれている代表や店長の意向を大事にして、それをサポートするのが僕の仕事かなと思っています。

 

あと、教育面は基本的に店長に任せているので、僕は店長や代表のガス抜きをしてあげることが多いですね。

 

——店長になるために必要な要素は何だと思いますか?

 

店舗をまとめ上げる力があるかどうかですね。今って、僕が店長をしていた頃よりも内勤の人数が多いと思うんですよ。ただ、内勤をまとめるのはチーフがやればいいと思っていて、店長は店舗全体をまとめる必要があります。

 

あと、代表の不得意な部分をどれだけサポートしてあげられるかも重要ですね。誰にでも得手不得手はあるので、そこを補うのが店長の役割だと思います。

 

僕は、店長が一番楽しい役職だと思いますよ。

 

——店長が一番楽しいと思った理由は何ですか?

 

店舗売上の上がり下がりを直に感じることができるからですね。責任を負っているからこそ、売上が上がった時は本当に嬉しいですし、下がれば自分の責任ですから。プレッシャーも大きい反面、数字の起伏を体感できるのが店長の醍醐味です。

 

あとは、なかなか芽が出なかったプレーヤーが結果を出した時も本当に嬉しいですね。僕はマネージャーとして運営側に回ったので、今は少し寂しい気持ちもあります。

 

——従業員への接し方で重視しているポイントはありますか?

 

とにかく感謝しています。従業員がいなかったら今の僕の立場はないですし、今こうしてインタビューを受けているのも従業員が支えてくれたおかげですから。だから「いつもありがとう」と「いつもお疲れ様」という言葉はよく使いますね。

 

人に愛されたことが一番の成功。自分を慕ってくれる子たちに感謝を伝えたい

人に愛されたことが一番の成功。自分を慕ってくれる子たちに感謝を伝えたい

 

——アトムグループでの成功体験について教えてください

 

これが成功体験と言えるのかわかりませんが、従業員から愛されていると感じますね。晧さんをはじめ、先輩や後輩からも愛されたことが嬉しいです。人見知りの僕がこの世界に入って、唯一自分で自分を褒められることだと思います。

 

——逆に失敗体験はありますか?

 

もう少し長く、店長でいるべきだったかなとは思っています。純粋に店長という役職が楽しかったですし、もっと上手くできていたことがあったかもしれないと思うんです。タラレバの話になってしまうので、実際どうなっていたかはわからないですけどね。

 

——マスさんが思う「ええやつ」ってどんな人間だと思いますか?

 

僕です(笑)。僕の中でのリアルな基準でいうと、僕のことを大事にしてくれるかどうかなんですよ(笑)。あとは真面目に言うと、自分ではなく他者のことを考えて行動できる人は「ええやつ」だと思いますね。

 

——今後の目標について教えてください

 

ATOMに関しては、店舗売上でアベレージ1億円を目指しているので、その目標を達成できるようにサポートしていきたいです。一方、WHITEは分店も視野に入れていくために、売上と従業員数の両面で足りない部分を補えるように動いていこうと考えています。

 

——従業員やアトムグループに入りたいと考えている方にメッセージをお願いします。

 

特に、自分についてきてくれた子たちには感謝しかないです。自分についてきてくれた子たちが仲良さそうに話している姿を見ると、たまに泣きそうになるんですよ(笑)。僕に優しく接してくれた人や、僕のことを慕ってくれる子たちに対してはすごく愛情深いんだと思います。だから、従業員に対してはありがとうと言いたいです。

 

これからアトムグループに入ろうと思っている子たちに関しては、本気でホストをやるなら早ければ早いほど良いと思いますね。何をするにしてもそうだと思いますが、スピード感は重要です。それに、アトムグループはまだまだ成長段階なので、これから入る方にも成功できるチャンスはあると思いますよ。

 

▼マスさん過去インタビュー記事

https://atom-group.jp/magazine/masu/

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